「白杖による単独歩行が可能で、日常的に鉄道を利用している年齢15才以上の全盲の視覚障害者」を被験者とした。点字毎日（毎日新聞社）の協力による記事掲載に基づく公募と、視覚障害者団体を通した被験者募集、および昨年度実施の誘導警告ブロック実験の参加者と今年7月実施のヒアリング調査の参加者への協力依頼の結果、最終的に38名の視覚障害者から実験参加への了解が得られた。点字毎日の公募記事は、点字版では2001年（平成13年）第4035号（8月12日・19日合併号）に、活字版では第178号（8月16日付）に掲載された。なお、活字版の記事の写しを、以下に転載した。また、被験者に対しては、実験に先立って実験の趣旨等を電話で説明するとともに、実験に対する健康上の不安の有無等を確認した。実験の実施に際しては、すべての被験者に傷害保険への加入を措置するとともに、安全面で十分な配慮を行うよう留意した。