(ほ)6年生音楽の鑑賞の一例
その(1)石川さゆり小節料理店「おぼろ月夜弁当」の感想文集
平成14年度6年生に、この冊子のお薦めCD選から、
石川さゆりの「童」より「おぼろ月夜」を聴かせた時の感想文集です。
【気持ち関係】
○聴いている人になごやかな気持ちで、歌っている。
○ゆったりと歌っていて、聞いてるぼくは気持ちがよい。
○吸い込まれそうな感じ。
○初めの「菜の花」という歌詞でも、菜の花畑って言う黄色い画面が浮かんでくる。(この人天才!?)
○すごい心がこもっているなぁ〜〜〜、と思った。
○聞いている人に菜の花畑はこんな所だよ〜、という気持ちを伝えるように歌っているんじゃないでしょうか(いい歌)。
○「かすみふかしー」のところが、感じが出ている。
○声が薄くなっているようできれい。
○目が悪い人でも、おぼろ月夜の様子が伝わりそう。
○声の出し方が上手い。とっても短い歌でも、一生懸命歌っているのだぁ、と思った。
○リラックス〜っ@
【拍のずれ関係】
○「やまの〜は」って、最後の言葉が小さくなっている所と、メロデイーよりちょっとゆっくり歌っているところがすごく優しい。
○最後の所だけ音とずらしている。 ○少し遅れて歌うところがいい。
○伴奏そのままじゃなくて、少し音をゆっくり歌ったりしていた。
○小説の終わりらへんが、伴奏と少し遅れて歌う。
【綾関係】
○最後の一文字だけ小さくしている。
○最後らへんを小さい声で歌うところがいい。
○一つの音ごとに始め小さくして、だんだん大きくしていた。
○節の最後をのばしていた。たとえば、「かすみふかしーー」
○言葉をのばさないで歌っているところや、少しのばしたりして歌う。
【ふんわりさ関係】
○歌い方がふんわりしていて、優しそうでしっかり歌っている。
○歌い方が優しい(ふんわり)して歌ってるので、場面が想像しやすかった。
○雲に乗っているみたい。
【声関係】
○声がしっかり出ていて、声が遠くに行くような感じがする。
○声が遠くから聞こえてくる感じがする。
○柔らかい声で高くなっている所が少しかすれて歌っているのが良い。
○だんだん小さくなる時は優しそうに、だんだん大きくなる時はしゃきっと歌っている。
その(2)「春の海」を題名など一切知らせないでの感想
(い)まず感じたこと11選
○一番最初の音は、幕みたいなのが上がる時になるような音楽。
○明るい曲だなぁーと思い、お祭りの踊っている時の曲みたいに思いました。
○心に響いてくるような感じ。 ○心が落ち着く。 ○心がなごやかになる曲。
○箏と尺八っぽかった笛の二つだけの楽器だけでもとてもはなやかだった。
○箏と尺八が追いかけっこしているようだった。ずっと聴いていたら吸い込まれそうになるほど良い曲。
○箏の演奏が終わったら笛が高い音・低い音を出して、とてもきれく感じた。
○夏っぽい涼しい音楽
○お茶飲み場の時の出来事を表しているよう。
○ファミコンなどがあったら出て来そうな音楽。
(ろ)いいとこをみぃつけた18選
○おもしろいテンポがある。 ○同じリズムで違う音になるところ。
○箏と??との交互の演奏や、少しずれた演奏がいい。
○くり返してやっている所も1つ1つ違うように思える。
○二つの楽器が話をしているみたいで、1つの曲で何曲も聴いているみたい。
○箏と?の楽器の音がからみ合うよう。もう一つの楽器に合わせて色々な音が出る。
○気持ちや心を良くしてくれる所が良い。
○1番良いところは、気持ちが和やかになって落ち着いたということです。
○音が重なり合って美しい音色が生まれると安らかな気持ちになります。
○最初は桜が咲いて、散ると川の流れのようなまろやかな感じの曲でいい曲だと思う。
○二つの楽器しか使っていないのに、工夫をしてたくさんの楽器を使っているようにしているのがこの曲の良いところ。
○色々な想像が出来る。
○笛で色々な音を出している。
○曲がとっても良くて、何かを伝えているよう。
○音を次から次へとかえているような吹き方だな。
○二つなのになぜこんなにいい音をだせるのかな、気楽に聴けるのも良いと思う。
○尺八の出てくるタイミング
○箏と笛とかが色々混ぜ合ってすごくいいなぁーって思った。
(は)もし、あなたが作曲者ならどんな題名をつけて売り出すか?13選
(桜・春の海・正月・日本は割愛)
鳥の楽園 笹舟の旅 旅人 夏の風と春の風 四季の風 安らぎの風 滝の水 自然 川 季節と海 マイペース 波 流しそーめん
その(3)「春の海」を「箏と尺八」⇔「フルートとハープ」による味比べ
西洋料理 フルートとハープの演奏 |
日本料理 尺六と箏の演奏 |
・春がきたみたいな感じ。 |
・明るいイメージがわいてくる感じ。 |
・春の海でも夏のように感じる。 |
・春の海らしい少し荒っぽい |
・夜の海みたい。ゆたゆたとしてる。 |
・朝のまだ早い太陽ののぼりかけの海。 |
・眠たくなりそうになるのどかな海。 |
・荒海のような少し恐いような感じ。 |
・聴いていたら眠たくなってきそう。 |
・起きて聴いていられるような音。 |
・たっぷり演奏されてる。 |
・ちょっと早く本格的に演奏されてる。 |
・あまり情景がうかびにくい。 |
・特に春の花見の情景がうかぶ。 |
・じーんとひびいているように感じた。 |
・ゆったりとしているように感じた。 |
・ |
・おぼろ月夜の様に景色等を現す感じ。 |
・音が固まっているようだった。 |
・柔らかくなっているようだ。 |
・低い音がなんだか心にひびく感じ。 |
・聴いてるといい気持ちになって、うとうとしてきた。 |
・最初の音が太く感じた。 |
・かすれて聞こえた。渋い感じ。 |
・ゆったりとして、おだやか。 |
・音がはっきりでてる。 |
・濃いそうな昧のする料理みたい。 |
・からい物を食べてるみたい。 |
・優しい音がする。柔らかい。 |
・きつい音がする。 |
・うっとりしてる。 |
・ちゃっかりしてる。 |
・少し荒い感じがする。 |
・こまめに演奏してる。 |
・すんなりした音。 |
・やわらかく丸いかんじ。 |
・ぼんやりしてる。 |
・あっさりしてる。 |
・ボーンといく。 |
・気持ち良くいく。 |
・ゆっくり穏やか。 |
・しゃきっと演奏されてる。 |
・今から寝るような・・・。 |
・1日の始まりの朝。 |
・音と音の間のすき間(休み)があまり無いかんじ。 |
|
|
・たくさんある感じ。 |
|
・早さが色々あるので、何拍目か分からいように聞こえる。 |
|
・音が高くなるときに早くなり、低くなったらゆっくりになる。 |
・切れ目が無い。 |
・切れ目がある。 |
・ぼやかしがあるみたい。 |
・箏は、一つの音「あっ、これがドで次がミって」わかる。 |
|
・音をあやつっているように色々と音を調節してる。 |
・楽譜をそのまま弾いていたから、あまり、のどかな春の海に聞こえなかった。 |
・楽譜とちょっと変えていたような気がする(速さや最後の音を遅らせていた)。これからとてものどかさが感じた。 |
・リズムがきっちりとなってる。 |
・早さを自由にあかってる。 |
・スリ上がり・小節があまり無い。 |
・ある。また、ゆらゆらしてる。 |
・スピードが速い。 |
・音をときどき止めたりした。 |
|
・箏と尺八の方が春の海ににあう。 |
|
・箏と尺八を微妙に違わせてる。 |
・曲のテンポがそのまま。 |
・速くなったり遅くなったりしてる。 |
・ハープは音が流れているように感じた。 |
・箏は、はじけとぶみたい。 |
・ハープはおちついてる。 |
・箏はつっぱってるような。 |
・ハープの音かどしどしと来て体がしびれた。 |
・箏の音が高く、キリッとした音。 |
・ハープの音は響きすぎて、あまりきれいだと思わない。 |
・初めの方はのんびりと、でも、後の方は、すごく速くてかっこよかった。 |
・ハープの音はエコーのように響いてる。 |
|
・フルートの音はあまりはっきりしない。 |
・尺八ははっきりしたが音が残るように低くなってから聞こえた。 |
・フルートはあんまりきれいと思わない。 |
・尺八の音がかすれてる。 |
・フルートの音がやわらかい。 |
・尺八の音がとてもしぶかった。 |
・フルートの音はゆれてる。 |
・尺八は、まっすぐでとても良い。ききほれるくらい柔らかな良い音をだしてる。 |
|
・尺八は波のように演奏してる。 |
・1つ1つに味わいがあった。 |
・1つ1つの音がはっきりしる。 |
・ゆっくりとゆれていてなめらかな感じ |
・さらさらと早く通りながら弾いる。 |
|
・早くてリズムにのりやすい。 |
|
・音が鳴り終わろうとすると又音が聞えてくる。 |
|
・風にゆられてる感じ。 |
・ホワワワーと響きがきれい。 |
・身軽のようにタララッというところがすごい。 |
・音が切れなく続いてる。 |
・ひょうきんなかんじ。 |
・音がはっきりとしないでぼわーっと。 |
・はっきりときれてる。 |
・音が高かった。 |
・音がこゆかった。 |
・音が長く響く。 |
・あまり響かない(余韻が少ない)。 |
|
・箏の音はおぼろ月夜の「うすれ」の「れ」をずらしたようになってる。 |
|
(※、朧月夜を石川さゆりが小唄風に歌ったCDを鑑賞し、何回かその歌い方を真似する学習をしている。→この資料の推薦CD選集<23頁>に紹介してます。) |
|
|