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会員だより 活動報告
コスタミラクルージングクラブ
貝塚市二色中町〜
自作でヨットを完成
 
所在地 貝塚市二色中町阪南港二色埋立地
クラブ員 三十名(三一艇)
      他に関西小型船安全協会加入友人二五名(当クラブクルー)
 平成四年会規約を制定すると共に、活発に活動を始め、無事故のセーリング、確実な係留と自主管理、クラブ員の親睦・団結を重点目標と定め、各自の自主的クルージングは勿論の事、毎年春季・夏期・秋季のクラブとしてのクルージング(今の所、一泊程度)、定例化している偶数月第一日躍日のレース、そしてレース後の賑やかこの上ない野外バーベキューパーティーを楽しんでおります。
 
▲自作の木造双胴式ヨット
 
 でもこれだけではないのが、我がクラブの面白い所。
 一見平凡に見えるヨットマンの集まりとはいえ、多才な連中が揃っています。本年六月号の「舵」で紹介された様に、十五年来夢を抱き続け、三年がかりで、自作で38ftの木造双胴ヨットを完成し、夢を実現した男、国際的なレーサーの仲間入りをしつつ、何かを夢みる男、クルージング・レース・釣りを同時に楽しむ男、そうかと思うと、クルージングレポートに想像・空想・創作を加えて大作を書き上げる男、又素直にレポートを書く男達。
 おもしろいのは一般的には、東側のアメリカ大陸をめざすか、南の島々か、或いは世界一周をめざすのに、何故か進路を西方の朝鮮半島、中国大陸に向けている男がいる。シルクロードの中点に興味があるのか、それとも奥ゆかしい美女が多いという説に惹かれてか、不明。
 こんな多士済済の顔触れが、初心者の指導育成を行ないつつ、なおかつ、お互いに助け合いつつ、公的行事にも積極的に参加しております。
 かつてのSAIL OSAKA '97に於けるパレード、ボランティアヘの参加、阪神大震災時の寄付、そして地域ボーイスカウトの体験乗船、町内会の巡視船見学への協力、その他に関西小型船安全協会主催の行事へも参加すると共に、毎年七月二十日の海の日に因んでのクリーン作戦(近辺の清掃作業)も実施しており、時には(社)関西小型船安全協会にお願いして、海難防止講習会も開催しております。
 今後も、無事故・安全第一をモットーとしつつ、『思いきり自然の中に溶け込み、思いきり海を楽しみ、思いきり星空を眺め、みんなが、それぞれの夢を実現するのをめざす。』貝塚コスタミラ クルージング クラブとは、こんなクラブです。
 
サントピアマリーナ
兵庫県洲本市〜
「キッヅ体験航海」開催
 
 7月24日、サントピアマリーナに於いて、洲本市在住の小学生を対象に「キッヅ体験航海」を洲本商工会議所青年部と共催し、海での{遊ぶ・楽しさ・怖さ}を教室と共に体験航海で感じてもらい、子供達が成長していく中で海に親しむ機会を少しでも与えてあげればと思い当マリーナの海上安全指導員の方々と開催いたしました。
 四方海に囲まれた日本、又、四方海に囲まれた淡路島、私の子供の頃は夏になれば、海で遊ぶことしか遊びがなかった年代、そんな環境に育ちました。その遊びの中で海の楽しさ、又、怖さを身を持って感じてきました。現代の子供達の遊びが、変わったからでしょうか?子供心の海の怖さが、海難事故の予防につながるのじゃないかとも思います。
平上 郁雄
 
小松島船釣クラブ
いつも釣り談義でにぎわう
 
 私たちのクラブは、設立が古くまだ木船が主流の昭和45年に愛好メンバーで立ち上げ会則を作り、海上保安部へも自主活動として設立(県下では第一号と聞いております)の届出を行いました。
 設立の精神は、本クラブは一本釣船主船長が趣味を通じ相互の親睦を図り海上安全第一に海難事故防止を目的とする。この精神は今も脈々と引き継がれています。
 会則の文言の中に、会の精神を重んじ運営適正会員数まで制約を期しております。
 
▲新年会集合!
 
 さて、会の大きな行事の一つとして毎年10月にアジ釣(赤アジ)大会を行っています。何故この時期に行うかと申しますと、アジの型も良くなり、その一方で場所によって釣果が左右される時期に入ります。そこで釣場所を含め会員が夢中になり凌ぎを削りあいます。
 時間が来て港に帰り計量して表彰式を岸壁で行い皆で労をねぎらい一杯飲んで親睦を図っています。この大会も回を重ね昭和47年第一回のアジ釣大会から今年で第32回となりました。振り返り優勝者を調べますと歴代で5回優勝者が最多です。いかにこの時期難しいかと言うことでしょう。
 今更ながら続けることの凄さ、力なりを感じます。
 今では会員の2割が二代目の顔ぶれになり年代層もまちまちで面白いグループとなってきました。
 クラブとして今まで会の代表が海上安全指導員(3代目)を勤めさせていただき又、その他保安部の行事等にも積極的に参加をしております。
 今後の活動といたしまして、会の行事は勿論その他、海難防止、台風対策、講習会等の会合行事にも今まで以上に積極的に参加をしていき、会を引き継ぐものとして続ける事の大切さを大事にすると共に発展させていきたいと思っております。
 我がクラブの個人個人の釣の特徴は、沖のシモリでのアジ・チヌ釣等を狙うメンバーと、引き釣でサワラを狙うメンバーとに大きく分かれます。毎年の新年会には釣り談義でにぎわいます。
 
▲アジ釣り大会
 
串本愛舟会
清掃ボランティア活動
 
 NPO団体が増え市民活動が活発化するなか、人目につかないところや広大な公共スペースの清掃にも、ボランティアとして住民が活躍するケースが増えてきた。今年2月に田辺市の長野町内会と同市環境浄化推進協議会が主体になり、住民100人以上が出て不法投棄ごみを一掃。この23日には遊漁船のオーナーでつくる(社)関西小型船安全協会会員(海上安全送導員等)でつくる串本愛舟会(吉田和夫会長)と海上保安協会串本支部(支部長・田嶋勝正串本町長)が呼びかけて約350人が参加、同町串本の海岸約2キロを清掃し、約10トンのごみを集めた。以前から海岸などの美化に取り組んでいた愛舟会が、会単独では限界があると、各機関に働きかけて、すぐ身近にありながら、まったく手つかずのところが多かった海岸の美化に乗り出した。
 この日は、町内の各種団体や事業所から参加した人たちが、海沿いに並べられている消波ブロックの間に打ち上げられた発泡スチロールやビニール袋、木くずなどを拾い集めた。串本海上保安署の竹端義秀署長は「近くにある古座川から流れ出してきたものが多いと思う。海をきれいにするためには、河川をきれいにするのが欠かせないことを考えてほしい」と強調していた。
 清掃は今年で3年目。初年は200人ほどだった参加者も、2年目には約300人、今回は350人と増えた。地元の橋杭小学校の児童や保護者らも初めて参加した。
 最初はベッドや古タイヤなど人間が不法に捨てた物も目立ったが、今年は波で打ち寄せられたものがほとんどだった。
 「参加してもらえる人が増えるにつれ不法投棄も減っている。環境意識の高まりを反映していると思う。取り組みが始まれば、みんな考えてくれる。そのきっかけづくりが大切」と吉田会長は話している。
 団体や企業の参加も増え、ある事業所では、「参加希望を募った時に申し出た人よりも多くの人が参加してくれた」という。
 ある参加者は「誘われて、時間もあったので友達と一緒に汗を流そうかと思いました」と話す人もいた。
 これまで特に環境保全など、深刻に考えたことはなかったというが、職場の同僚が清掃に参加するというのが話題になり、自分も一緒にと思ったという。







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