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毎日新聞 2001年12月22日(土)付
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みてきて みてみて いってみて
小学校の子供たちと授産施設が交流!
「総合的な学習の時間」はおもしろそうだ
丹羽大輔・永井亜紀(全家連制作部)
一本の電話
 「福岡の田川で、小学校と交流を始めた授産施設があるんだが、大会が終わった後に取材に行かないか」
 一〇月開催の全家連福岡大会を間近にひかえたある日、福岡県連会長の江上義盛さんから、そんな電話が入った。
 授産施設が小学校と交流――。池田小学校事件の記憶も生々しい今、こりゃまたすごい話題だな、と単純に思った。取材といっても段取りはすべて江上さんと福岡県精神保健福祉センターの鎌田久美子さんがやってくれていたので、私たちはそこに行くだけでよかった、というのが本当のところだが。
サツマイモツル収穫(9/19)
 
事件の後も問題なく
 大会翌日の一一月一日。まず大任小学校に向かった。ここで、佐藤ひとみ校長先生以下、三人の先生にお話をうかがったが、まず、この交流についてのあらましを事前に述べておこう。
 小学校では、全国的に来年度から「総合的な学習の時間」が始まる。「総合的な学習の時間」は、国語や算数などの教科以外に、環境や国際理解、福祉などの課題について、体験的・課題解決的な学習を取り入れ、「生きる力」を育てていく、というもので、各学校ではすでに試行的なことを始めている。
 田川郡にあるこの大任町立大任小学校も何をしようか、と先生たちが考えていたところ、生徒から通所授産施設「のぞみの里」についての情報がもたらされ、交流が始まった。これまでに、さつまいもの収穫にむけて、一緒に草取りをしたり、袋づくりの作業を一緒にするなどの交流を続けている。
 ―さて、先生たちにお話をうかがったのだが、なにしろ、あんな事件が起こった直後だけに、学校側もさぞかしぴりぴりしていたのではないか、という「偏見」が頭にはあった。この交流の準備は、事件の前の五月から始まってはいるが、事件の後も、親たちからのクレームもなく続いていることが意外だったのだ。
 そこで、「学校側としては“万が一”という責任問題を考えなかったか」という疑問をぶつけてみた。すると、田川という地区は、昔から同和問題についての教育が浸透している土地柄で、教師たちにも差別はおかしい、という精神がしみこんでいるとのことだった。また、最終的には、メンバーと先生たちが事前に交流する時間をもったことで、自信が持てた、という。
 この実現までには学校側とのぞみの里の側とが知恵をしぼって、いろいろな工夫を重ねているのだが、残念ながら紙数の都合で書ききれない。くわしくは後日、全家連で発行しているレビュー四〇号で紹介したい。
サツマイモ収穫(11/15)
 
先生だって知らない話
 学校を後にし、続いて「のぞみの里」に向かい、措導員の永原修二さんにお話をうかがった。この交流に先立ち、学校の先生たちが一五人、のぞみの里に来て交流をするだけでなく、精神保健福祉についての基本的な「授業」を永原さんたちが行っている。何しろ、学校の先生たちだって、たとえば薬がきく、という知識すらこれまでに知らされていないのである。先生から、「どのように接するようにすればよいか」と聞かれ、「普通の人と同じでいい」と永原さんは答えたそうだ。
 この交流をして何か変わったことは?と永原さんに聞くと、「前から学校のまわりの草刈り作業をしてはいたんだが、交流をするようになって、子供たちから声をかけられたり、下校時に手をふってくれるようになった。運動会のときにも子供たちの手書きの招待状が届けられた」という。
 
ブームにできないかなあ?
 私は今まで、偏見をなくす対象を漠然と「大人」と考えていた。しかし、社会生活をしている人たちの中には―あたりまえだが―「子供」だって含まれている。子供は大人ほどの先入観を持たない。この子供たちは家に帰って、親に「今日、こんなことがあった」と報告することだろう。これってすごい口コミ効果じゃないか! とちょっと内心興奮した。しかも、その子供たちが大きくなったとき、このことは彼らにとっての原体験として残るだろう。
 「総合的な学習の時間」は全国的に行われる。学校によっては何をしてよいか困っているところもあるだろう。全国で一斉に地元の学校に働きかけてこれをちょっとしたブームにできないものか、と北九州で夢想した。
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北信越ブロック研修会参加の皆様へ
北信越ブロック研修会実行委員会
1 会場案内等
(1)総合案内について
 受付にありますので、ご不明なことはお尋ねください。
 また、具合が悪くなられた方がおられれば、申し出てください。
(2)会場内について
・喫煙は各階にあります喫煙コーナーをご利用ください。
・3階メインホールでの飲食は禁止となっております。
 飲み物はメインホールの外でお飲みください。
・携帯電話等の電源はお切りください。
・お荷物は各ホテルにてチェックインされるまで、各自お持ちください。
・ゴミの始末は各自お願いします。
 
2 懇親会は富山全日空ホテル3階鳳の間です。
 懇親会参加証をお持ちください。
 
3 昼食について
 2階分科会会場前の県別受付でお弁当券と引き換えになります。
 2階分科会会場でお召しあがりください。
 
4 宿泊について
 ホテルによりチェックインが異なりますのでご注意ください。
 
富山全日空ホテル
チェックイン
12時00分
   
富山第一ホテル
チェックイン
14時00分
 
富山地鉄ホテル
チェックイン
15時00分
 
 翌朝は鍵の返却や個人的な精算は済ませてから、研修会場にご来場下さい。
平成14年度北信越ブロック家族会
精神保健福祉推進活動研修会
プログラム
 
9月24日(火)
13:00
開会式
(3階メインホール)
13:50
全家連報告・各県連活動報告
(3階メインホール)
15:10
基調講演
(3階メインホール)
18:00
懇親会
(全日空ホテル3階鳳)
 
9月25日(水)
9:00
分科会 『これからの家族活動』
(2階会議室201)
 
分科会2 『市町村の精神保健福祉活動の現状と課題』
(3階メインホール)
 
分科会3 『共同作業所のこれからを考える』
(2階会議室202)
 
分科会4 『医療とのよりよい関係を考える』
(2階会議室203)
11:15
分科会報告
(3階メインホール)
12:00
昼食
(2階会議室)
13:00
シンポジウム
(3階メインホール)
15:15
閉会式
(3階メインホール)
15:45
終了
 
 
(財)全国精神障害者家族会連合会
富山県精神障害者家族連合会
 
富山国際会議場大手町フォーラム平面図
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