日本財団 図書館


■子供たちの反応
【展示作品を見て】
・今までに見たことのない折り紙ばかりで、すごい
・どうやって折っているんだろう?同じの折れるようになりたい
・本当に紙を切らないで、一枚の折り紙で作ってあるの?
・動物園があるみたい。ウサギさん折りたい。
 立体的に折られた作品を初めて見た子供たちが多く、非常に関心を引いていた。先生の作品を目にすることで、より「折りたい」という気持ちを大きくし、幼児・児童は約3時間の折り紙教室を集中して受けることが出来た。
 
【教室を終えて】
・すごく楽しかった。大きい紙は折るのが大変だった。
・学校が始まったら、今日習った折り紙を教えてあげるの。
・折り紙あんまり好きじゃないけど、恐竜を折ることが出来て嬉しかった。
・怒られて怖かったけど、全部折れてすごく嬉しい。
・今まで折っていた折り紙と全然違って、びっくりした。もっといろんな動物を折れるようになりたい。
自分で作品を折ったことに、とても喜びを感じていた。どの作品でも、完成までは苦労したがその満足感・達成感は大きく、より上を目指そうとする姿が、言葉の中から読み取れた。
 
■創作折り紙教室「Paper ZOO」を終えて
 現在は、身近にある日本の伝統文化に触れる機会が少なくなりました。本事業では、年齢性別関係無く楽しめる「折り紙」を通して、心への温かく豊かな響きを改めて感じました。
 小学生を中心対象とし、又3世代での参加を呼びかけたことで、予想以上に大人の興味を引いた。両者が互いに教え合いながら一つの作品を折り、完成を一緒に喜んでいる姿は、とても温かいものでした。折り紙を折っている時の子どもの集中力と目の輝きには驚かされるばかりでした。子ども達の「もっと上手に折りたい。自分の力で最後までやり遂げたい」という気持ちが緊張感と共に伝わり、新鮮な‘達成する’意欲を与えられたように思います。
 今回の経験によって、紙の上に広がる無限の可能性を感じた子ども達は、その豊かな想像力や感性を広げていくことでしょう。
 吉澤先生はじめご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
 平成14年12月
(財)駒ケ根高原美術館
学芸員 古村景子
 
新聞掲載記事
長野日報 平成14年5月28日 日刊
 
長野日報社 平成14年4月24日 日刊
 
信濃毎日新聞 平成14年8月11日 日刊
 
 
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南信州新聞 平成14年8月7日 日刊







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