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千葉大田楽。
 田楽躍りは中世、五穀豊穣を祈願し乱舞していたものである。この芸能は今から600年前に姿を消し、滅んでしまった。この滅んでしまった田楽を、数少ない文献などを元に野村万之丞氏が中心となり新たに作った作品が「大田楽」である。中国・韓国を始めとするアジアから西洋まで、また日本のなかでも古典から現代まで様々な要素が詰まった作品で、和楽器・洋楽器など様々な楽器が使われる。今回は千葉県からの市民参加者も加わり、一大ページェントを作り上げた。
 
<概要>
開催日時
11月16日(土)15:00〜17:30
 
<場所>
幕張メッセ イベントホール
 
<入場方法>
入場無料・入場自由・全席自由席
 
<入場者数>
1,300名
 
<内容>
◎第1部「朝鮮通信使行列紹介」(15:00〜16:00)
・朝鮮通信使パレード紹介
・全州吹打隊演奏
・柏市立柏高等学校吹奏楽部演奏
・サムルノリ神明演奏
・神田外語大学チアリーディング部 LES☆VEDETTES演技
・千葉明徳高等学校チアリーディング部 HOPPERS演技
 
◎第2部「千葉大田楽」(16:15〜17:30)
・野村万之丞プロデュースによる楽劇「千葉大田楽」。
・一般市民100名が稽古を重ね、華麗な衣装をまとい音楽に合わせて舞踊を繰り広げる祝祭仮面劇。
 
<構成>
 
1. 野村万之丞氏入場
2. 前説
大田楽についての説明等
3. 行進
太鼓の音と共に田楽法師の装束を纏った一行がにぎやかに楽器を囃しながら登場。
4. 番楽
躍動感に満ちた喜びの踊り「番楽」が始まる。アップテンポなリズムを取り入れた勇壮かつ軽快な踊り。
5. 奏上
田楽法師一行の長である田主(たあるじ)が現れ、神(=千葉市助役)に向かって田楽法師の来訪を報告。
6. 散華・宝撒き
稚児(=小学生)が華(紙吹雪)を散らし、舞台に彩りが添えられ、また宝(=千葉名産落花生)が舞台より客席に撒かれる。
7. 総田楽
「楽劇大田楽」のクライマックス
8. 客席とのコラボレーション
 
<出演者>
一般公募市民参加者
ACT,JT(高崎わざおき・伊東わざおき)
 
◎スタンプラリー抽選会(17:15〜17:30)
・展示会場でのスタンプラリーの賞品抽選会
(賞品:ヒュンダイモータージャパン(株)提供自動車 1名、日本サムスン(株)提供液晶テレビ 2名、JA全中提供お米一年分 3名)
 
千葉大田楽の模様。
第1部朝鮮通信使パレード紹介
 
千葉大田楽
 
第1部チアリーディング部
 
千葉大田楽







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