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1. 研修実施概要
 
(1)研修員名(国籍)
1. Mr. Md. Nesar Uddin Khan (Bangladesh)
2. Mr. Golam Mohammad (Bangladesh)
3. Mr. Huan Yun'en (China)
4. Mr. Didik Rusbiantono (Indonesia)
5. Mr. Mardi Wibowo (Indonesia)
6. Mr. Wahyu Widiarto (Indonesia)
7. Mr. Qutibuddin Bhatti (Pakistan)
8. Mr. Rufino Jr. Librado De Dios (Philippines)
計8名
 
(2)研修科目
 平成14年度集団研修「造船と品質保証制度コース」
 
(3)研修実施期間
 平成15年1月15日〜平成15年3月31日(ただし、財団法人 海外造船協力センターの全受入期間は平成15年1月15日〜平成15年8月1日)
 
参考:本コースの全期間は平成15年1月7日〜平成15年8月3日
 
(4)研修実施機関
神奈川県横浜市港南区日野三丁目1番8号
財団法人 海外造船協力センター
 
(5)主たる研修場所
神奈川県横浜市港南区日野三丁目1番8号
財団法人 海外造船協力センター
 
(6)実施した研修内容等
1. 講義
(1)基本計画及び設計・・・55.0時間
(2)船価の見積・・・2.5
(3)船体構造設計・・・40.0
(4)船体艤装設計・・・10.0
(5)機関艤装設計・軸系・・・12.5
(6)品質保証(ISO 9000,1,4)・・・20.0
(7)生産管理、工程管理・・・15.0
(8)国際条約・・・20.0
2. カントリーレポートの発表・・・10.0
3. 日本語集中講座(JICE)・・・50.0
計 185時間 (日本語を除く)
 
*交付したテキストブック及び資料等
1. Country Report
2.船体各部名称図
3. Hull Structural Design ( I )
4. Hull Structural Design ( II )
5. Hull Structural Design Supplement
6. SOLAS (Consolidated edition, 2001)
7. SOLAS 2000 Amendments
8. Intact Stability
9. Fire Safety System Code
10. MARPOL 73/78 (Consolidated edition 2002)
11. International Load Lines 1966 (1981 edition)
12. 1998 Protocol to ILLC 1966
13. International Tonnage 1969 (1970 edition)
14. COLREG 1972 (1990 edition)
15. Quality Assurance System (ISO 9000,1,4)
16. LR Rules 2000 (Parts 1)
17. LR Rules 2000 (Parts 3)
18. LR Rules 2000 (Parts 4)
計 18種
 
*見学した機関等
1. 東京国際ボートショー(2/8)
2. 船の科学館(2/19)
3. かもめプロペラ株式会社(3/6)
4. 三井造船株式会社千葉事業所(3/26)
計 4か所
 
*レクリェーション等
1. 研修員歓迎会の開催(1/15)
2. 新年会(2/24 JICA行事に参加)
 
2. 所見
 本コースの研修員は、5か国から8名が来日した。来日時にJICAで受けた健康診断の結果、2名が再検査を受けた。しかし、特に長期治療を必要とする研修員はいなく、1月から3月までの寒い日々を風邪も引かずに元気に過ごした。
 レクリェーションとしては、当センターにて歓迎会を開催した。また、JICA主催の新年会には全員が参加した。この他にも、地域ボランティア主催のホームヴィジット、観梅会等にも招待され、日本人との親睦を図りながら楽しく過ごしている。
 また、放課後や休日には、インターネットを利用して、夜遅くまで、本国の家族、友人と通信し、自国のニュースを見て楽しんでいる。
 本コースは8月まで続くので、研修員全員が健康で、最後まで仲良く研修を継続できるよう、当センターとしては、研修員の心身両面の健康管理に万全を期していきたい。
 
3. 研修成果
 本コースは、平成11年度まで実施された「造船経営管理セミナー」及び「船舶安全・海洋汚染防止コース」が開発途上国におけるニーズの変化に対応して改編され、昨年度に新設されたものであり、今回は3回目の実施である。
 本年1月16日から1月29日までは終日JICAの日本語集中講座、1月30日から技術講座を実施している。その間1月31日及び2月3日にカントリーレポートの発表・討論を行った。
 日本語集中講座については、今回も50時間のみ実施され、研修員は日本での生活に必要な基礎的な言葉を真面目に学んだ。まだ、挨拶と簡単な会話しか出来ないが、熱心な者は積極的に日本語を使おうとして、当センターのスタッフに話しかけている。
 また、日本語集中講座終了後、2月17日から3月31日まで希望者を対象にボランティア講師による講座(放課後)を実施した。6月からの現場実習まで忘れないように願いたい。
 技術講座は、船の設計、建造及び艤装、機関の艤装及びメンテナンス、並びに品質保証制度に関わる技術を習得することが目標である。今回の研修員は6名が造船所の技術者であり2名が政府の職員であり、各国の造船所事情、各人の知識・経験・興味等が異なるが、出来るだけ全員が興味を示ような実務的な技術知識を伝授してもらうように、講師にお願いしている。
 本コースは8月まで続く研修であるが、現在のところ、全員が熱心に受講しているので、成果は徐々にあがっていると考えられる。
 
以上







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