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五 藍ハウス
藍ハウスの活動
一九九九年(平成十二年)四月、藍工房ハウスがワンルームの個室型アパートに移転したことにより、それまで藍工房ハウスとして使用していた共同住宅を新たに藍ハウスとして運営することになった。
藍ハウスの特徴は、利用者の障害の種別を限定していないことである。そこが先に紹介した藍工房ハウスと大きく違うところである。精神障害、知的障害、身体障害と、障害の種別に関わらず、自立生活を目指すすべての人が利用することが出来る。
居室は五部屋あり、バス・トイレ・炊事場は共同。居室は個室だけでなく、三〜四人宿泊出来る大きな部屋もある。
こうした生活環境は、プライバシーを守り難いという欠点がある反面、すべての利用者に目が行き届くため、生活訓練の場としては最適であり、利用者の日々の生活の全てを共に共有することが出来る。
利用形態は長期利用とショートステイがあり、現在長期利用者は四名(うち男性二名、女性二名)。ショートステイも常時多くの利用者が宿泊している。
現在長期利用をしている四名はいずれも藍工房の登録メンバーであるが、ショートステイ利用者は藍工房のメンバーに限らず、他作業所のメンバーなど全国各地から利用者が集まってきている。
また藍ハウスは、アイコウボウ・USAにボランティアとして参加する人達の研修の場でもあり、メンバー(障害者)とボランティアが起居を共にする貴重な場所ともなっている。
藍ハウスは二〇〇〇年(平成十二年)六月、東京都よりNPO法人の認証を受けている。しかし、藍工房の他の部署とは違い、どこからも補助金を受けず自主運営で活動が行なわれているため、財政的にはとても厳しい状態にある。極力利用者の負担が重くなることを避け、打開策を検討していくことが今後の課題である。
利用者の交流
藍工房ハウスの項で触れた通り、藍ハウスの食堂は藍工房ハウスの交流室となっている。この交流室は、藍ハウスと藍工房ハウスの交流の場でもあり、双方の利用者の憩いの場ともなっている。
夕食(イブニングケアー)の時などは、多い時で十二人以上の利用者が食卓を囲み、利用者以外の藍工房のメンバーや、時には飛び入りで参加する人などもいて、和気あいあいとした雰囲気で夕食が提供されている。また、藍ハウスではピア・カウンセリングも定期的に開かれ、利用者間の相互援助もバックアップしている。
現在藍ハウスでは、パート就労している利用者が二名おり、就労援助にも力を入れている。今後もより多くの利用者が自立し、就労していけることが望まれている。
藍ハウスのメンバーたち、梅の木の前で
○利用条件
藍ハウスについては、利用条件は特になし。
申し込みは随時受付中。
利用者の声
ハウスはたくさんの仲間がいてとても楽しいです。
私も実家は遠いけど、毎日藍カフェにかよっているし家のほうからだと通勤が大変だということもあるので、こっちで仲間の人たちと寮生活を楽しんでいます。
土、日は家に帰り家族と一緒に楽しい時間を過ごしています。
利用者 M・Tさん
藍ハウスに住んで一年半たちました。最初は世田谷線の音で眠れませんでしたが、一週間もすればよく眠れるようになりました。
ここはここちよい温室です。食事もたのめば食べられます。自分で作ってもいいのです。仲間とおしゃべりしながら生活できます。
寂しい人はココに来て遊んでいって下さい。歓迎します。
利用者 A・Mさん
藍ハウスとはせまいばしょです。たのしい所で、わたしが行くとでんきが一ついらないぐらいわたしは明るくなります。いろんなよていがあっておもしろいです。
なぜわたしがハウスに行きましたといいますと、いえではいっさいしないからです。
みんなのアイハウス、ぜひおいでください。いま、はなよめしゅぎょうをしています。あそびにきて下さい。どなたでもいいです。ハウスとはせいかつするばです。
利用者 H・Kさん
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