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四 藍工房ハウス
藍工房ハウスの活動
藍工房ハウスは、一九八三年(昭和五十八年)の作業所発足時より生活の場として併設、運営されてきたが、一九九五年(平成七年)精神障害者を対象としたグループホームとして、東京都および世田谷区より認可を受け、現在に至っている。
グループホームとは「地域生活援助事業」として、精神障害者の方々の生活を援助することを目的に、法的(精神保健福祉法)に定められた事業である。入居された利用者が、日常生活における様々な援助を受けながら自立生活を営み、ひいては社会復帰をめざしていく住居施設である。
藍工房ハウスは、一九九五年の認可時には現在の「藍ハウス」があるアパートにおいて運営がなされていた。しかしこのアパートは、居室が五部屋あるもののバス・トイレ・炊事場が共同で、それぞれの利用者のプライバシーも守り難い状況にあった。そこで、このアパートの前に新しくワンルーム型のアパートを建て、一九九九年(平成十一年)四月よりこのワンルーム型の個室のアパートが藍工房ハウスとなった。
居室には生活に必要な備品が一通り揃っており、自炊も可能。これにより、個人の生活空間としての居住性は高まり、プライバシーもより守られるようになった。
利用者はそれぞれの状況にあった援助を受けながら、地域で普通の生活を営んでいる。
利用者の交流
居室はワンルーム型の個室に移ったが、交流室は「藍ハウス」に残された。現在も「藍ハウス」の食堂が交流室として使われており、利用者間の交流の場となっている。
月に一、二回行なわれるメンバーミーティングでは、利用者同士の話し合いによって様々な行事が計画・実行されている。これまでに行なわれたものとしては、カラオケ大会、花見、梅見、そしてハイキング、動物園などに出掛けたりもしている。
また、ウイークデイにはイブニングケアーとして、交流室で夕食の提供もしている。このイブニングケアーは、グループホーム利用者でなくても参加することが出来る。
【居室間取り図】
〈ある居室〉床はフローリング
○グループホーム利用の概要
定員:六名。
備品:エアコン、ベッド、クリアボックス(四個)、冷蔵庫、キッチン、ユニットバス。(洗濯機・乾燥機は共有)
利用期間:一年ごとに入居契約を更新。原則最大三年まで。
○利用条件
(1)単身生活が可能であること。一般会社へ通勤、または作業所へ通所していること。
(2)金銭・服薬管理、身辺整理および食生活が自立しており、集団生活が可能であること。
(3)通院による精神科医療を継続していること。
(4)保護者および関係機関(医療、保健、福祉)の協力が得られること。
(5)世田谷区内に在住であること。
利用者の声
私が新藍工房ハウスに引っ越したのは七月一日でした。最初は電車の音や車の音がうるさくて眠れなかったのですが、今は慣れて気にならなくなりました。
今までは母が公共料金やイブニングの食事代を払ってくれたのですが、こちらに来てからは自立のため自分で払うことになりました。経済的にはちょっと苦しいけど何とかがんばっています。
イブニングに参加した時の愉しみは、みんなとおしゃべりをしたりポーカーをしたりテレビを観たりすることです。
利用者 Y・Hさん
以前から一人住まいをしたいと思っていたところだったので、渡りに船で非常にラッキー!その上、所長が二階に住まわれているので鬼に金棒で、姉もここならと賛成してくれた。
荷物が多くて風呂桶の中まで一杯で銭湯に通っている。ベッドを机がわりにして正座して利用している。そのために座りだこができちゃった!
私の喜び−ベッドに寝そべって好きな野球、サスペンスを観ている時。
利用者 N・Oさん
新しいグループホームに入ってはじめは一人でいられてのんびりとしました。朝はのんびりしています。夜もゆっくり寝られています。でも一人でいて何か寂しいです。朝はゆっくりとして、夕方は交流室に遊びに行きます。週に一回自炊をしています。自分のすきなものを食べられて楽しいです。
利用者 H・Oさん
一人の部屋は初めてで、一人だと話す相手がいなくて困りますが、静かでのんびりできていいこともあります。
ベッドの生活は布団を上げなくていいので掃除が楽になりました。食事はいつもイブニングで頂いています。お風呂がついているので時々入っています。お湯がすぐ出て便利です。
部屋がきれいで新しい力ーテンやレースのカーテンがついて気持ちがいいです。よかったら遊びにきてください。
利用者 C・Kさん
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