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世界測地系海図への変更について
 わが国においては従前から使用してきた海図、又は水路通報、航行警報等、海上の位置に関しての基準として「日本測地系」【注1】が用いられてきました。
 しかしながら近年GPSの普及により、船舶運航の世界では国際的な位置の基準として、「世界測地系」)が用いられるようになってきました。
 このためわが国も世界と基準を合せるための準備を進め、平成14年4月1日から新しい海上の位置の基準として「世界測地系」【注2】を用いて表記されることとなります。
 このため、海上保安庁は刊行してる海図を「世界測地系」のものに移行するための準備を進め、当地方(愛知県、三重県)でも関係する海図は平成13年7月に「世界測地系」に変更されたものが刊行され移行が終わっております。
 従って今後刊行される「海図」及び「水路通報」「航行警報」等、海上の位置に関する情報は「世界測地系」によるものとなりますのでご注意ください。
【留意事項】
1 日本測地系と世界測地系のズレは、日本周辺においては400〜500メートル前後になり、当地方のズレは450メートル前後となります。
 従って、今後は「水路通報」とか「航行警報」で使用される経度・緯度は世界測地系を使用するので、日本測地系海図を使い続けると先ほど申し上げた400〜500メートル、ズレた位置が示されることとなり、非常に危険です。
2 世界測地系に移行した海図は、陸の部分の色が「グレー」にかわっており、海図番号の頭にWの文字が記載されてあります。
3 世界測地系に移行した新しい海図を使用する場合は、GPSも世界測地系の表示にして使用することとなります。
(一部メーカー製のGPSは世界測地系表示に切替できない機種がありますので、メーカーに問合せて使用して下さい)
 

【注1】日本測地系に ・・・ 明治時代から今日まで遣われている、日本独自の経緯度の目盛り。
世界共通の経緯度目盛りと400〜500mのズレがあり、日本付近でしか使えません。
【注2】世界測地系 ・・・ 人工衛星で地球を観測して決められた、非常に正確な世界中で使える経緯度の目盛り。
 
(問合せ先)
第四管区海上保安本部 水路部監理課052−661−1611 内線312
 
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日本各地における日本測地系と世界測地系の差
 
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重力の向きの偏りの原因
 
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