施設実習
2003年1月23日(木)
(財)日本訪問看護振興財団 事務局
神戸アドベンチスト病院
施段概要
診療科目 |
内科、呼吸器科、循環器科、消化器科、糖尿病、健康管理科、外科、整形外科、小児科、産婦人科、心療内科、麻酔科、放射線科、臨床検査課、栄養課、リハビリテーション科 |
沿革 |
神戸アドベンチスト病院はセブンスデー・アドベンチスト教団(キリスト教)が全世界的規模で経営する医療機関のひとつです。東京には70年の伝統を持つ東京衛生病院、沖縄には民間の病院として歴史のあるアドベンチストメディカルセンターがあります。 1967年1月 神戸アドベンチスト診療所を葺合区神若通に開設
1973年11月 神戸アドベンチスト病院として現在地に新築移転 1983年12月 三育センター及び菜食レストラン開設 1992年6月 ホスピス開設 |
病床数 |
116床(うち、ホスピス病棟:10床) |
併設施設 |
三育センター(健康増進部門、トレーニングジム、運動教室) えがおの窓口 菜食レストラン・シャローム 健康食品販売店(シャローム内) |
取扱 |
指定保険医療機関 救急指定 労働災害保険指定医療機関 緩和ケア病棟(ホスピス) 健康増進施設(厚生労働省指定) 日本病院会指定短期人間ドック優良施設 健康保持増進サービス機関(厚生労働省) |
特徴 |
国立公園六甲山の豊かな自然に恵まれた環境で、四季折々の景色が目を楽しませてくれます。国際都市神戸には多くの外国人居住者がおられますが、当院は英語が通用する病院としても広く知られています。在留外国人の健康診断書類、海外渡航や留学のために必要な健康診断書類等の作成ができる数少ない病院のひとつです。またチャプレン室(牧師部)があり、心と体の調和のとれた医療を目指しています。 |
病院長 |
山形 謙二 |
事務部長 |
辻 隆一郎 |
チャプレン |
稲田 豊 |
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=全人的癒しをめざして=
To Make Man Whole
心と体の癒しを求めて
1973年の創立以来、当院はキリスト教理念に基づいた人間観・健康観をもって運営されてきました。全人的癒し(To Make Man Whole)は、150年の歴史をもつアドベンチスト医療の原点です。私たちは最新の医療技術とキリスト教的愛の実践に基づく全人的な癒しをめざしています。
病気予防こそ究極の医療
生活習慣病であるガン・心臓病・脳卒中が3大死因の現代において、健康的生活習慣の実践こそが病気予防への一番の近道です。最近の各国からの医学的データは、禁煙・菜食・運動を実践するアドベンチスト型ライフスタイルが健康的生活に最も効果的であることを実証しています。当院は、1983年より健康増進センター(三育センター)を併設し積極的な健康づくりを提唱しています。
幸せな家庭を築くために
当院は、創立当初より産科の病院として広く知られ、体外受精など最先端の不妊治療をも含めて、多くの方々に利用していただいてきました。私たちは、子供を授かるか否かにかかわらず、現代における性の問題や家族のあり方を共に考えながら、幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと願っています。
安らかな人生の終末を
当院のホスピスは、1992年兵庫県下で最初に創設されました。ホスピスでは治癒不能な病気をもった患者さんが、その人らしい安らかな最期の日々を送られるように、最新の症状緩和技術を用いながら、医師・看護婦・チャプレン(病院付き牧師)・理学療法士・ソーシャルワーカーなどがチームとなって援助しています。
グローバルなアドベンチスト医療
全世界に500以上の医療機関を持つアドベンチスト病院グループは、その世界的ネットワークを通して、先端医療技術の開発、発展途上国への医療援助や技術移転、災害・紛争地域への緊急援助、国際的禁煙運軌健康的ライフスタイルの普及活動など、グローバルな立場から人類全体の健康増進を考え実践しています。
神戸アドベンチスト病院の「医療の基本方針」
1. 常に医療水準の向上に努め、質の高い医療をめざします。
2. 身体だけではなく、心とたましいの痛みに触れる全人的医療をめざします。
3. 患者様の権利を尊重し、患者様中心の医療をめざします。
4. 病気の治療だけではなく、病気予防と積極的な健康増進をめざします。
5. 安全管理の徹底に努力を払い、安心できる医療の提供をめざします。
6. 地域の必要に応えるために、地域の方々や保健・福祉・医療機関との緊密な連携をめざします。
ホスピスケアに関して
当院では、兵庫県下で初めて緩和ケア病棟(ホスピス)を開設いたしました。治癒困難な患者さんの苦痛を和らげ、人間らしい豊かな人生のひとときを・・・これがその根底にある思想です。ここではあわただしい一般病棟にはない、静かで家庭的な環境が整っています。ご家族や遠方からお見舞いされる方にゆっくり休んでいただく控え室、患者さんと家族の方が自由に利用できる調理室なども用意されています。
がんなどの病気末期の痛みは、専門医療によりかなりコントロールできます。医師、看護婦、チャプレン(牧師)、ソーシャルワーカーなどがチームになって心身共の看護を行っています。(保険適用の診療です。)
神戸アドベンチスト病院の「患者様の権利」についての基本姿勢
神戸アドベンチスト病院の職員一同は、以下の「患者様の権利」を十分に尊重しながら、皆さまに喜ばれ、かつ満足していただけるような医療を実現していきたいと願っております。
もし、不公平な対応や不適切な医療、不快な事態などがございましたら、関係する病院職員にお知らせいただくか、投書などでお教えいただければ幸いに存じます。
(なお、以下にある「あなた」とは、当院の患者様にあててのものです。)
個人の尊厳 |
あなたは、尊厳ある個人として、その生命・身体・人格が尊重されます。 |
平等な医療を受ける権利 |
あなたは、年齢、性別、人種、国籍、宗教、社会的地位、病気の種類などにかかわらず、平等かつ適切な医療を受けることができます。 |
インフォームド・コンセントと 自己決定権 |
あなたは、検査や治療などに関して、あなたが理解できる言葉で十分な説明を受け、納得と同意の上で適切な医療を選択し受けることができます。 |
最善の医療を受ける権利 |
あなたは、現在受けている医療の内容に関して、いつでもご自分の希望や意見を述べることができます。また、現在受けている医療に不安があり、他の医師の意見を求めたいときや、他の医療機関に移りたいときは、その旨を希望することができます。 |
プライバシーの権利 |
あなたは、ご自分の医療上のプライバシーに関して、秘密保持への最大限の配慮を期待することができます。 |
情報開示の権利 |
あなたは、ご自分の病状や医療の内容に関して、必要な情報を求めることができます。 |
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