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財団法人 日本篤志献体協会の活動趣旨
 昭和46年篤志解剖全国連合会(全連)設立以来、全連を法人化することが検討されておりました。しかし、全連をそのまま法人化することは法的に不可能であることが判明し、次善の策として全連と表裏一体である財団法人を別個に設立することになり、文部省指導の下で昭和48年4月「財団法人日本篤志献体協会」の設立認可がおり、同年5月1日登記を完了して、本法人が誕生いたしました。
 この法人の目的は、“「天寿を全うしたのちに自己の遺体を解剖学の教材として大学に寄与する」という篤志献体の趣旨を広く国民の間に普及し、あわせて全国の献体篤志家諸団体を助成し、各団体の活動の調和を図り、もって医学の発展に寄与する”ことになっております。
 そのための事業としては(1)篤志献体思想の普及。(2)篤志献体の実態に関する調査及び研究。(3)医学教育における解剖学実習の効果を高めるための基礎的研究ならびにその助成。(4)献体篤志家諸団体の育成と助成。(5)機関紙等の刊行。(6)その他目的を達成するために必要な事業。以上6項目があげられております。
 これらの事業は全連と協力し遂行され、広報物として、リーフレット「献体とは」、ポスター、献体登録マニュアル、VTR、登録者文集「私と献体」、学生文集「解剖学実習を終えて」、「日本の献体40年」などを製作しており、この地道な活動によって、献体登録者数は確実に増加してまいりました。







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