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帆・製作要領
 
1. 帆 布
 帆布は、合成繊維帆布(ポリエステル、JIS4号帆布)とし、幅970mm、長さ50mにて防水加工およびA反耳付きとする。
 裁断は出来上がり寸法に対して1.8%のイセを考慮する。
2. 縫い合わせ
(1)横帆(バウスプリット・フォア・メインの各セイル)
帆布の幅の重ねは横帆の中心線を0反目とする。
0反目を一番表側とし、1反、2反と順に裏側に重ねていく。
縫い合わせは30mmとする。
(2)縦帆(ミズンセイル)
帆布の幅の重ねはリーチからラフに向かって、1反、2反と順に表側に重ねていく。
縫い合わせは30mmとする。
3. ライニング
 帆本体と共通の布を使用する。
 フート、リーチおよびラフのライニング幅は260mmとし、外縁の縫い込みは40mmとする。
 ライニング布の内縁が帆布幅の耳の場合は、縫い込みは無とし、耳でない場合15mmの縫い込みとする。
4. テープリング
 横帆、縦帆ともヘッドテープリングの幅は、約100mmとし、15mmの縫い込みとする。
5. 各帆各隅部の処理方法
 各帆の各隅部は30mmRとする。
6. パッチ
 各帆の各隅部はパッチで補強する。
 パッチは帆本体と同じ布を使用する。
 パッチの形状は扇形とし、800mmRとする。
7. ボルトロープ
 ボルトロープは20φおよび30φの合成繊維索とする。
(1)ボルトロープと帆の取付要領
ストランドを横切って針を入れ、帆面に出る糸目はストランドとストランドの間に入るように運針する。
(2)各イヤリングの編み込み要領
8. ハトメ
 ロバンドホールは内径30mmのハトメとする。
9. ロバンド製作要領
 ロバンドは5φ合成繊維索とする。
 
1998年10月の気象
(拡大画面:415B)
 
 
1999年10月の気象
(拡大画面:430KB)







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