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B. 営業所における環境保全
(1)取組のポイント
 
○グリーン購入の推進
○エネルギー・資源の節約
○ごみの発生抑制
○周辺環境への配慮
 
 営業所における環境保全の主要な取組としては、グリーン購入やエネルギー、紙、洗車時の水等の節約、分別によるごみの発生抑制等があります。また、アイドリングや扉の開閉などの騒音による周辺への影響の防止も重要です。
 こうした取組は、事業者が明確な方針を示すことによって容易に取組が可能であり、既に、多くの企業が取り組んでいます。このため、マニュアルでは各事業者が様々な工夫を行い、独自の取組として進められることを期待して任意項目としています。
 なお、グリーン購入とは事務用品等の購入に際し、環境への負荷が少ない製品を購入する等の取組をいいます。
 
(2)チェック項目の解説
チェック項目
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解説
 営業所での環境保全活動を進めるには、従業員一人ひとりの取組が重要ですが、そのためには会社として、目標を立てたり、責任者を決めたりすることも重要になります。
 
C. 社会とのコミュニケーションの確保
(1)取組のポイント
 
○社会への取組のアピール
○住民からの苦情への対応
 
 事業活動を進めるうえで、地域社会と良好な関係を保つことが重要です。そのためには、事業者の環境保全活動の状況を情報として示したり、地域と協働して様々な取組を行うことが重要です。また、排ガスや騒音等の苦情に対し素早く対応する体制を作ることも必要です。
 こうした取組はバス事業だけでなく全ての企業に要求される事項であり、何らかの形で既に取り組んでいる事項だと考えられます。このため、このマニュアルでは各事業者が様々な工夫を行い、独自の取組として進められることを期待して任意項目としています。
 
(2)チェック項目の解説
チェック項目
(拡大画面:21KB)
 
解説
 社会とのコミュニケーションの第一歩は、環境に関する取組についての情報を、日頃から地域へ公表しておくことです。そのための地域への情報提供や地域活動への参加の具体的な事例としては、次のような活動があります。
 
・ステッカー等による取組の周知
・市、警察、地域団体への取組結果の報告
・環境に関する催しへの参加
・営業所周辺の清掃
 
 また、地域住民等からの苦情に対し素早く対応することも地域社会と良好な関係を保つうえで必要です。そのためには、対応の窓口を明確にし、速やかに対応することが重要です。
 一般の方30名程度を集めたモニター制度を設け、年に3回程度、社長を交えてモニターとの意見交換を行う会合を開いている事業者もあります。







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