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ものしりデータ
岩手県で使用する水の水源
地球の水の分類
 地球上の水のほとんど(97%)が海水です。私たちが利用する水は川や湖(ダム)の水ですが、それは地球全体の0.01%しかありません。
 では実際に、私たちは生活の中でどれくらいの水を使っているのでしょう。
 実際に自分の家庭で、どれだけの量の水を使っているかを調べてみましょう。
 
 日常生活のいろいろな場面で使っている水の量を測定したり、調べたりすることによって、生活の中で多くの水を使うことを実感させ、生活で使う水に対する興味・関心を高めましょう。
 
活動の展開と資料の位置づけ
資料活用のポイント
 水の量を測定する方法を話し合い、その方法や使う器具を記入する。
 
資料と展開の工夫
(1)洗面のときの測定の仕方としては、あらかじめ使う前に水を1〜3リットル測定しておき、この水を使って洗面をし、残った水の量から使った水の量を知る方法がある。
(2)洗濯機で1回の洗濯に使う水の量は、「使用説明書」に出ているだろう。ある会社の洗濯機「5.5kg全自動洗濯機」の場合、1回の洗濯の標準使用水量は158リットルとなっている。
(3)風呂に入る水量は、100〜200リットルであろう。桶などで体にかける湯の量などを風呂に入ったとき測定させるとよい。桶に入る水の量を測定して、湯を何回かけるかを数えさせるとよい。50リットルくらい使うのがふつうだろう。
(4)水洗トイレで1回に流す水の量は、5〜10リットルであろう。食事の準備や後片づけ(茶わんを洗ったり)などにも多くの水を使う。
(5)以上のように、日常生活で水を使うときを思い出させ、1日に1人の人がどのくらいの水を使うか推定させるとよい。200〜300リットルになるだろう。一方、人が生きていくのに必要な最低限の水の量は2〜3リットルという。
(6)阪神・淡路代震災では、水に最も困ったという。日常から「節水」やいざというときのために水を蓄えておくといったことに関心を持とう。







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