○平成14年度里親関係予算の概要
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厚生労働省雇用均等 |
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児童家庭局家庭福祉課 |
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(平成13年度) |
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(平成14年度) |
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1. |
里親促進費(財団法人全国里親会へ助成) |
22,977千円 |
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22,977千円 |
2. |
里親研修事業 |
11,171千円 |
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(家庭養育推進事業を名称変更・各都道府県が行う里親研修及び相談費の助成) |
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(1) |
基礎研修
(59都道府県政令市) |
− |
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570千円 |
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(2) |
応用研修
(10都道府県政令市) |
− |
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1,353千円 |
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(3) |
養育相談事業
(30都道府県政令市) |
− |
(新) |
955千円 |
3. |
里親手当の改善 |
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児童1人当り月額 |
28,000円 |
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29,000円 |
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専門里親(新設) |
− |
(新) |
90,200円 |
4. |
里親委託費 |
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里親委託支度費 |
31,500円 |
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31,500円 |
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一時的休息のための支援を受ける経費 |
− |
(新) |
5,700円 |
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(新設 年通産7日間、1日当り) |
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5. |
委託児童処遇費の改善 |
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(1) |
一般生活費(児童1人当り月額) |
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・乳児 |
48,610円 |
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48,610円 |
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・乳児以外分 |
48210円 |
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48,210円 |
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(2) |
教育費(児童1人当り月額) |
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・小学校 |
2,110円 |
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2,110円 |
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・中学校 |
4,180円 |
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4,180円 |
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(3) |
見学旅行費(児童1人当り年額) |
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・小学校第6学年 |
20,600円 |
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20,600円 |
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・中学校第3学年 |
55,900円 |
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55,900円 |
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・高等学校第3学年 |
108,200円 |
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108,200円 |
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(4) |
入進学支度金(児童1人当り年額) |
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・小学校 |
39,500円 |
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39,500円 |
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・中学校 |
46,100円 |
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46,100円 |
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(5) |
特別育成金(児童1人当り年額) |
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・公立高校分 |
22,270円 |
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22,270円 |
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・私立高校分 |
32,970円 |
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32,970円 |
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・加算分(高校入学時)54,300円 |
54,900円 |
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(6) |
期末一時扶助費
(児童1人当り年額) |
5,130円 |
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(7) |
児童用採暖費 |
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・5級地 |
6,900円 |
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6,900円 |
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・4級地 |
5,280円 |
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5,280円 |
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・3級地 |
3,410円 |
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3,410円 |
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・2級地 |
2,540円 |
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2,540円 |
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・その他の級地 |
1,270円 |
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1,270円 |
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(8) |
就職支度費(1件当り) |
59,000円 |
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61,000円 |
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(9) |
葬祭費(1件当り) |
134,300円 |
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149,700円 |
6. 施設入所児童家庭生活体験事業
(機能強化推進費の加算・平成2年度から実施設入所児童を学校における夏季休暇等の連続した期間等を利用して、里親あるいはボランティア家庭におおむね3〜5日間程度宿泊させ、家庭生活を体験させる事業。)
7. 子育て支援短期利用事業(平成7年度から実施)
児童を養育している家庭の保護者が疾病等の社会的な事由によって、家庭における児童の養育が一時的に困難となった場合、及び母子が夫の暴力により緊急一時的に保護を必要とする場合等に、一定期間、養育・保護する事業。
・事業名 |
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・費用 |
・利用者負担 |
ショートステイ事業 |
2歳未満 |
1日 |
13,200円 |
6,600円 |
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2歳以上 |
1日 |
9,300円 |
4,650円 |
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緊急一時保護の母親 |
1日 |
1,800円 |
900円 |
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トワイライト等事業 |
夜間養護事業 |
1日 |
1,800円 |
900円 |
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休日預かり事業 |
1日 |
3,000円 |
1,500円 |
(両事業とも生活保護世帯及びこれに準じる世帯については、減免することができる)
○最新の米国里親統計
(1)里子の数
2000年現在で588,000人の里子がおり、そのうち約75,000人が、親族里親(Kinship Care)のもとで養育されています。
1987年に比べて2倍と成り、1年前に比べて20,000人の増です。
(2)里子の平均年齢は、10才1ヵ月です。
(3)里子の年齢別表
0才〜5才 |
6才〜10才 |
11才〜15才 |
16才〜18才 |
19才以上 |
24% |
25% |
29% |
16% |
2% |
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(4)里子の人種別
黒人 |
白人 |
ヒスパニック |
アジア |
不明 |
38% |
35% |
15% |
3% |
8% |
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(3)性別
2. 里親の事情
(1)里親になった理由
・子供を援助したい
・養子縁組みする希望を持っている
・子供が好きだ
・子供を地域社会へ還元したい
(2)里親となった年令は、35才〜50才。
(3)単身里親は、約25%。
(4)就学の状況は、一般的には高校卒であるが、大学教育終了の人もいる。
(5)就業状況は、95%の里親は家庭外で就業しており、里母の1/3は家庭内で過ごしています
(6)里親に対する経済的支援
バーミューダ諸島の新里親事情
1. |
バーミューダ諸島は大西洋の西部(北緯約31度 東経約60度)に位置する諸島でその宗主国は英国です。しかし現在では多くの自治権が与えられ、自治領と同様とされています。人口は約16,200人です。
我が国では、「魔のバーミューダ三角水域」などといわれ航空機や船舶がこの空域や水域で行方不明となることが報道され、ミステリアスな諸島といわれています。現在この諸島は英・米両国のミサイル基地としての使用がされているといわれています。 |
2. |
担当官カロリンウエッブ女史(Ms.CAROLYN WEBBE)バーミューダ政府児童家庭部主管(DEPARTMENT CHILD
& FAMILY SERVICES BERMUDA GOVERNMENT)との対話によるこの地域の状況は以下のとおりです。 |
(1)里子措置制度の概略
ア、 |
対象となる里子の年齢は、7才〜10才で、受給児童数が520人。 |
イ、 |
里親手当ては月478米ドル。 |
ウ、 |
生活に要する経費の支出。 |
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衣服支給は年2回で学童用制服(680米ドル及び320米ドル) |
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衣服(532米ドル及び米425ドル)。 |
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通学用バス代は年3回、年額40米ドル。 |
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医療費及び歯科医療費は全額支給。 |
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特別趣味活動費(テニス、空手、体操、バレエ習得費等)は必要額。 |
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眼鏡は実費支給。 |
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カウンセリング経費等。 |
エ、 |
支給総計(イ、+ウ、) |
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児童1人につき、年額約7500米ドル |
3. |
むすび
バーミューダ諸島政府は宗主国である英国及び経済的、軍事的に関係のある米国の影響をうけて、最近児童家庭福祉に重点を置くこととなった模様です。里親制度関係予算も、急激に増加しその内容も充実してきました。もちろんその予算措置の内容は必ずしも完全ではなく、例えば公費負担の対象年齢は7才〜10才と限定的でありますが、1人あたり交付額はその内容も額も多様で、日本円で約100万円で他に比べそう見劣りがしません。今年もさらにその内容と対象児童数を増加させようと努力しています。 |
事務局からのお知らせ
○8月開催の理事会
(1)第48回全国里親大会における表彰候補者の件と(2)常任理事任免の件の2件が諮られました。2件とも議決承認され、新しい常務理事兼事務局長に杉浦宏章氏が就任されましたので今後ともよろしくお願い申し上げます。
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