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保護司(ほごし)さんに自分(じぶん)の気持ち(きもち)を伝える
保護司(ほごし)さんはあなたのサポーター、有力(ゆうりょく)な応援者(おうえんしゃ)です。
保護司(ほごし)さんと気持ち(きもち)の通う(かよう)面接(めんせつ)をするためのポイントです。
 
1. 保護司(ほごし)さんの都合(つごう)をたしかめてから面会(めんかい)に行きます。
 
2. 面会(めんかい)に行く(いく)までに自分(じぶん)の気持ち(きもち)を整え(ととのえ)ます。「わかってもらおう」と自分(じぶん)に言い聞かせ(いいきかせ)ます。
 
3. 近況(きんきょう)など、伝えたい(つたえたい)ことがたくさんあるときは、メモしておきます。
 
4. さっぱりした服装(ふくそう)をしていきましょう。
 
<不安(ふあん)な自分(じぶん)の気持ち(きもち)を伝える(つたえる)例(れい)をあげます>
「昔(むかし)の仲間(なかま)と関係(かんけい)は切れて(きれて)いますか?」という質問(しつもん)に答える(こたえる)
 
 あなたの不安(ふあん)な気持ち(きもち)を伝える(つたえる)ために、次(つぎ)の言い方(いいかた)を参考(さんこう)にして下さい(ください)
 これをいいたい、という言葉(ことば)が見つからない(みつからない)時(とき)には、一緒(いっしょ)に考え(かんがえ)ましょう!
 
☆昔(むかし)の仲間(なかま)ですが、あの人(ひと)はいい人(ひと)です。(なぜか、を具体的(ぐたいてき)に説明(せつめい)します。)
 
☆「実は(じつは)その点(てん)が一番(いちばん)心配(しんぱい)なのです。ぜひ、相談(そうだん)に乗って下さい(のってください)。」
 
☆「自分(じぶん)には友達(ともだち)がいないので、強く(つよく)誘われ(さそわれ)たら、関係(かんけい)が戻る(もどる)かもしれないと思って(おもって)不安(ふあん)です。」
 
☆「自分(じぶん)としては関係(かんけい)を切りたい(きりたい)けれど、相手(あいて)が大勢(おおぜい)でこられたら、正直言って(しょうじきいって)、どうしていいか、わかりません。」
 
☆「不安(ふあん)はあるけれど、場合(ばあい)によっては住む(すむ)ところを変える(かえる)覚悟(かくご)もあります。」
 
席(せき)をゆずって、断わられたら(ことわられたら)カッコ悪い(わるい)と思って(おもって)いませんか?
 そう思う(おもう)こともある君(きみ)のための練習(れんしゅう)です。
 
1. 行動(こうどう)を学ぶ(まなぶ)
 
☆すぐ立ち上がり(たちあがり)、手(て)を使って(つかって)席(せき)をすすめる
 
☆丁寧(ていねい)な言葉(ことば)でいう
 
☆笑顔(えがお)でいう
 
2. 認知(にんち)を学ぶ(まなぶ)
 
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あなたにとって、どんな質問(しつもん)が苦手(にがて)ですか?
どんな質問(しつもん)がストレスになりますか?
あなたの対処法(たいしょほう)を身に(みに)つけましょう
 
1. 率直(そっちょく)に、あるがままに答える(こたえる)
 
2. ユーモアで、軽く(かるく)流す(ながす)
 
3. 話題(わだい)を変える(かえる)
 
4. 自分(じぶん)にとってストレスだとヒントを相手(あいて)に与える(あたえる)
 
5. 相手(あいて)が話し(はなし)やすいことを質問(しつもん)し、相手(あいて)に話させる(はなさせる)ようにする
 
対処(たいしょ)する言葉(ことば)の例(れい)です。
(1)ま、なんとか。
(2)ま、いいじゃない。あまりつっこまないでよ。
(3)話し(はなし)たくないこと、聞く(きく)なよナ、ハッ、ハッ、ハッ(と笑う(わらう))
(4)(手(て)をふって)かんべんしてください。
(5)ちょっとそれ、すごい質問(しつもん)だな!話題(わだい)を変えよう(かえよう)よ。
(6)それはパス!
(7)まあ、ご想像(そうぞう)にまかせます(笑う(わらう))
 
自分(じぶん)の気持ち(きもち)のヒントを与える(あたえる)場合(ばあい)の例(れい)
(1)「エッ?」といやな顔(かお)をして、目(め)をそらす。
(2)「え〜〜」とまゆをひそめて、相手(あいて)の顔(かお)をみつめる。
(3)真面目(まじめ)な顔(かお)をして、黙って(だまって)手(て)をふる。
(4)笑い(わらい)ながら、体(からだ)をのぞけて口(くち)に手(て)をあてる
 
相手(あいて)に質問(しつもん)する場合(ばあい)の例(れい)
(1)「ところで、最近(さいきん)、○○(趣味(しゅみ))の方(ほう)はどうですか?」
(2)「それは、おいといて。巨人(きょじん)も松井(まつい)が抜けて(ぬけて)どうかな?」(共通(きょうつう)の話題(わだい))
 
よい順序(じゅんじょ)があります
1. 自分(じぶん)の考え(かんがえ)をまとめておく
(1)話(はなし)のポイントを書き出して(かきだして)みる
(2)読み(よみ)なおしてみる
 
2. 相手(あいて)の考え(かんがえ)をよく聞く(きく)
 
3. 相手(あいて)の話し(はなし)でよく判らない(わからない)ところを落ち着いて(おちついて)質問(しつもん)する
 
4. 相手(あいて)の言い分(いいぶん)を認める(みとめる)
 
例(れい):「なるほど、そんな考え(かんがえ)もあるね」
「○○については、ぼくの考え(かんがえ)と同じ(おなじ)だね」
「あなたの考え(かんがえ)はわかったわ。」
 
5. 自分(じぶん)の意見(いけん)をはっきり述べる(のべる)
 
(1)前置き(まえおき)をいう
例(れい):「ちょっと、あなたの考え(かんがえ)とは違う(ちがう)けれど」
「私(わたし)の考え(かんがえ)も、ちょっと、聞いて(きいて)もらえるかな」など。
(2)自分(じぶん)の結論(けつろん)をいう
(3)その理由(りゆう)をいう
(4)それが実行(じっこう)されたら、(みんなが/自分(じぶん)が)喜ぶ(よろこぶ)など、「気持ち(きもち)」を伝える(つたえる)
 
6. 必要(ひつよう)ならば、この順序(じゅんじょ)を繰り返し(くりかえし)、話し合い(はなしあい)ます
 
7. 結論(けつろん)を出す(だす)
 
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 人間関係(にんげんかんけい)で一番(いちばん)重要(じゅうよう)なのは、親子関係(おやこかんけい)ですが、これほど難しい(むずかしい)ものはありません。
 
 さあ、もう一度(いちど)いい関係(かんけい)を作る(つくる)にはどうしたらいいでしょう
 
重要なポイント
その人(ひと)のいいところをみつける
ほめたい気持ち(きもち)を言葉(ことば)にする
自分(じぶん)の気持ち(きもち)を伝える(つたえる)
 
うまくいかない例(れい)<母親(おやこ)と子ども(こども)の電話(でんわ)>
 
母(はは)「愛(あい)ちゃん、ご飯(ごはん)、ちゃんと食べて(たべて)る?」
 
子(こ)「うん」
 
母(はは)「学校(がっこう)、行って(いって)る?」
 
子(こ)「うん」
 
母(はは)「ちゃんと、先生(せんせい)のいうこと、聞いて(きいて)るの?」
 
子(こ)「うん」
 
母(はは)「・・・」(心(こころ)のなかで、「可愛くない(かわいくない)ね。陰気(いんき)なんだから」とイライラする)
 
 さあ、あなたなら、この親子(おやこ)の会話(かいわ)を上(うえ)のポイントを参考(さんこう)にして、どう変え(かえ)ますか?







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