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3・8・3 同軸管の布設方法
(1)同軸管を空中線部にロータリ・ジョイントを用いて垂直に導入する方法の一例を次に示す。(図3・32参照)
(a)空中線部のロータリ・ジョイントの同軸コネクタに、同軸管の上端に接続したコネクタを接続する。
 
図3・32 同軸管の布設方法(例1)
 
(b)マストの取付台にケーブルクランプで軽く固定し、貫通金物を通し、船室内に引き入れ、送受信機のウェーブカプラと接合する(同軸管に同軸コネクタを取り付けた状態では、貫通金物を貫通させることができない場合もあるので、注意する)。
(c)クランプで同軸管を固定し、貫通部に防水処理を施し、保護カバーを取り付ける。
 
(2)同軸管を空中線部に同軸管グランドを用いて水平に導入する方法の一例を次に示す。(図3・33参照)
(a)空中線部の同軸コネクタに、同軸管の上端に接続したコネクタを接続する(接続部と最初の取付台の間は直線であることが望ましい)。
(b)同軸管をマストの取付台にケーブルクランプで軽く固定し、貫通金物を通し、船室内に引き入れ、送受信機のウェーブカプラ等と接合する(同軸管に同軸コネクタを取り付けた状態では、貫通金物を貫通させることができない場合もあるので、注意すること)。
(c)クランプで同軸管を固定し、貫通部に防水処理を施し、保護カバーを取り付ける。
 
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図3・33 同軸管の布設方法(例2)







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