日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 技術 > 海洋工学.船舶工学.兵器 > 成果物情報

初級講習用指導書(電気機器編)

 事業名 船舶の電気装備に関する技術指導
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


3・7 指示電力計
 電力を直接測定するには、直流、交流とも電力計を用いる。ここでは、直流、交流両用の電流力計形計器の動作原理を説明する。
 図3・9の接続図において、固定コイルSに負荷電流iを、また、可動コイルmに負荷電圧vが加わるようにしてある。mには電圧に比例した電流ipが流れ、両コイル間に電流力作用によって可動コイルmに駆動トルクが生ずる。今負荷の瞬間電力p=υiip=υ/Rpである。また、可動コイルmに働く瞬時駆動トルクτは次のようになる。
(拡大画面:3KB)
ただし、K=K/Rpである。
 即ち、瞬時駆動トルクτは瞬時電力Pに比例することがわかる。
図3・9
 
 この場合は、電圧、電流等は一定値であるから、(3・10)式は、一定値のまま可動コイルmに働くトルク、即ち、回転角は電力に比例するから電力で目盛することができる。
 瞬時駆動トルクτの一周期間の平均をとればPも同様に一周期間の平均をとる。
その結果
Td=(τの一周期間の平均)=K×(Pの一周期間の平均)
Td=KP・・・(3・11)
 即ち、交流回路の場合も可動コイルに働く駆動トルクは交流電力に比例するから電力で目盛することができる。
(拡大画面:10KB)
図3・10
 
 図3・10において、図3・10(a)の場合は、電流コイルSの(±)端子から負荷電流iが流れるときに、可動コイルmの(±)端子から負荷電圧υがSコイルと同相に、直流であれば加わるように接続すれば指針は正常に振れる。
 これに反して、図3・10(b)のように、電流コイルSの(±)端子から負荷電流iが流れるときに、可動コイルmの接続を(±)端子でない方、即ち、反対側に接続すれば電流コイルSの電流と逆相に、直流であれば減ずるように接続されるから逆振れになる。
 したがって、電力計を接続にあたっては十分の注意が必要である。
 三相電力計は、後述する2電力計法の原理を基にして製作されたもので、図3・11に示すように、単相電力計の素子を2組を用い、そして可動コイルm1m2は同一軸に取付けられて指針を動かすようにしてある。接続法は2電力計法と同様である。ただし、注意すべき点は図3・11の上部素子と下部素子との間に磁気的干渉をなくすため鉄板の遮磁装置を施してあることである。
 
図3・11







サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
18位
(31,092成果物中)

成果物アクセス数
371,988

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年5月18日

関連する他の成果物

1.初級講習用指導書(電気艤装工事編)
2.レーダー講習用指導書(機器保守整備編)
3.レーダー講習用指導書(船舶自動識別装置、航海情報記録装置、衛星航法装置編)
4.無線設備講習用指導書(基礎理論編)
5.無線設備講習用指導書(艤装工事及び保守整備編)
6.無線設備講習用指導書(法規編)
7.船舶電気設備関係法令及び規則(強電用)
8.船舶電気設備関係法令及び規則(弱電用)
9.船舶電気装備資格者名簿
10.初級講習用指導書(電気装備概論編)
11.初級講習用指導書(電気工学の基礎編)
12.中級講習用指導書(電気計算編)
13.中級講習用指導書(電気装備技術基準編)
14.中級講習用指導書(電気艤装設計編)
15.中級講習用指導書(試験検査編)
16.レーダー講習用指導書(基礎理論編)
17.レーダー講習用指導書(装備艤装工事編)
18.平成14年度海事国際条約・船舶安全コース研修実施報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から