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5.1.3 照明用ケーブル
 照明灯及び電路器具などの場合、狭い箱体内で、結線作業が容易なように、また、熱による絶縁劣化のため線端処理の修理変更を考え、かつ、箱体に納まるよう余裕のある長さを取るようにする。
 先端部に圧着端子を付けるか、又は小形端子にそのまま裸締めし、絶縁物の端部には粘着ビニルテープを巻くが、EPケーブルの場合はこれを省略してもよい。
 なお、照明用ケーブルのみ作業の効率化を考慮してスプリング式コネクタを使用してもよい。
 
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図5.5 照明用ケーブルの端子処理
 
5.1.4 通信用ケーブル
 通信用ケーブルは、照明用ケーブルの場合と同様、圧着端子を付けるか、又は小形端子にそのまま裸締めする。多心線は、他のケーブルと共にビニルダクトに導入するか、ビニル紐、ビニルバンドで要所々々固縛する。心線の識別は、5.1.8心線識別を参照して行うこと。
 端子部の導体が振動などで断線しないように、プラスチック絶縁物付のグリップ形圧着端子を使用し、ケーブル絶縁体と共に圧着することが安全であるが、結線チェックを容易にするため丸形端子の代わりに先開形端子を使用してもよい。
 
図5.6 通信用ケーブルの固縛
 
図5.7 通信用ケーブルの端子処理







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