2.3.2 IMO・DSC編集・技術作業部会出席報告
(1)会合の概要
(1)平成15年3月15日〜21日 ロンドンIMO本部
(2)参加国又は機関
バハマ、ベルギー、カナダ、デンマーク、フインランド、仏、独、日本、蘭、ノルウェー、パキスタン、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国、DGAC、ICS、IRU及びVOHMA
(3)議長等
議長 |
: |
Ms. Olga P. Lefevre(仏) |
事務局 |
: |
Mr. I. Rahim |
我が国からの参加者:濱田高志(日本海事検定協会) |
|
(2)主な議題:
(1)IMDGコード第31回改正内容の訂正
(2)IMDGコード第32回改正案
(3)主管庁承認
(3)審議の概要
2.3.3 第7回BLG小委員会報告
(1)会合の概要
(1)平成14年6月24日〜28日 ロンドンIMO本部
(2)参加国又は機関
アルゼンチン、豪、バハマ、バングラディッシュ、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、キューバ、サイプラス、朝鮮民主主義人民共和国、デンマーク、エクアドル、エジプト、フィンランド、仏、独、ギリシャ、インドネシア、イスラエル、伊、日本、ラトビア、レバノン、リベリア、マレーシア、マルタ、マーシャル群島、メキシコ、蘭、ノルウェー、パナマ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、韓国、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、シリア、トルコ、ウクライナ、英国、米国、ウルグアイ、ベネズエラ、香港(China)、ICS、IEC、IUMI、ICFTU、BIMCO、IACS、CEFIC、OCIMF、IFSMA、OGP、AWES、INTERTANKO、SIGTTO、DGAC、INTERCARGO、IPTA、IMCA及びWNTI
(3)議長等
議長 |
: |
Mr. AZ. Alam(シンガポール) |
副議長 |
: |
Mr. S. Oftedal(ノルウェー) |
事務局 |
: |
Mr. J. Westwood-Booth & Mr. J. Crayford |
|
(4)日本からの出席者(敬称略、順不同)
石原 彰 |
在連合王国大使館一等書記官 |
加藤 隆一 |
国土交通省海事局 |
篠村 義夫 |
日本造船研究協会 |
岡村 敏 |
日本造船研究協会 |
赤塚 宏一 |
日本船主協会(ロンドン) |
松永 昌樹 |
日本海事協会 |
吉田 千秋 |
理工学振興会 |
熊野 幹夫 |
日本化学工業協会 |
柴田 清 |
海上技術安全研究所 |
戸松 憲治 |
内航総連合会 |
高尾 陽介 |
日本造船研究協会 |
濱田 高志 |
日本海事検定協会 |
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(2)議題
(1) |
議題の採択 |
(2) |
他のIMO機関の決定 |
(3) |
油流出を解析するための確率論の問題 |
(4) |
MARPOL73/78附属書Iの見直し |
(5) |
MARPOL73/78附属書IIの見直し |
(6) |
化学品の安全性及び汚染の危険性の評価 |
(7) |
IBCコード及びIGCコードの電気設備に関する規定の改正 |
(8) |
FPSOs及びFSUsへのMARPOL附属書I要件の適用 |
(9) |
タンカーにおける毒性物質を含む貨物の運送における人的保護の要件 |
(10) |
オイルタギングシステム |
(11) |
氷海域を航行する船舶のためのガイドラインの策定 |
(12) |
BLG8の作業計画及び議題 |
(13) |
2003年議長及び副議長の選出 |
(14) |
その他の議題 |
(15) |
MSCへの報告 |
(3)審議の概要
2.3.4 第8回BLG・ESPH作業部会報告
(1)会合の概要
(1)平成14年11月4目〜8日 ロンドンIMO本部
(2)参加国又は機関
ベルギー、独、蘭、ノルウェー、パナマ、フィリピン、ロシア、スウェデン、英国、米国、ICS、CEFIC、INTERTANKO、DGAC及びIPTA
(3)議長等
議長 |
: |
Mrs. M. C. Tiemens-Idzinga(蘭) |
副議長 |
: |
Mr. J. Crayford |
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(4)日本からの出席者(敬称略、順不同)
岡村 敏 |
日本造船研究協会 |
石綿 雅雄 |
日本化学工業協会 |
濱田 高志 |
日本海事検定協会 |
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(2)議題
(1) |
新規物質の評価 |
(2) |
汚染分類決定のための基準の策定 |
(3) |
改正MARPOL73/78附属書II本文案の見直し |
(4) |
洗浄剤の評価 |
(5) |
MEPC.2/Circ. 7の見直し |
(6) |
分類システムおよび運送要件割当基準の変更にともなうIBCコードの見直し |
(3)審議の概要
2.3.5 第8回BLG小委員会報告
(1)会合の概要
(1)平成15年3月24日〜28日 ロンドンIMO本部
(2)参加国又は機関
アルゼンチン、豪、バハマ、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、キューバ、サイプラス、朝鮮民主主義人民共和国、デンマーク、エクアドル、フィンランド、仏、独、ギリシャ、インドネシア、イラン、イスラエル、伊、日本、レバノン、リベリア、マレーシア、マルタ、マーシャル群島、メキシコ、蘭、ナイジェリア、ノルウェー、パナマ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、韓国、ルーマニア、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、トルコ、英国、米国、ベネズエラ、香港(China)、ICS、ISO、IUMI、ICFTU、IAPH、BIMCO、IACS、CEFIC、OCIMF、IFSMA、OGP、AWES、INTERTANKO、ITOPE、DGAC、INTERCARGO、IPTA、IMCA及びWNTI
(3)議長等
議長:Mr. AZ. Alam(シンガポール)
副議長:Mr. S. Oftedal(ノルウェー)
事務局:Mr. J. Westwood-Booth & Mr. J. Crayford
(4)日本からの出席者(敬称略、順不同)
石原 彰 |
在連合王国大使館一等書記官 |
加藤 隆一 |
国土交通省海事局 |
岡村 敏 |
日本造船研究協会 |
赤塚 宏一 |
日本船主協会(ロンドン) |
松永 昌樹 |
日本海事協会 |
吉田 千秋 |
理工学振興会 |
関口 秀俊 |
東京工業大学 |
戸松 憲治 |
内航総連合会 |
柳瀬 啓 |
日本造船研究協会 |
濱田 高志 |
日本海事検定協会 |
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(2)議題
(1) |
議題の採択 |
(2) |
他のIMO機関の決定 |
(3) |
油流出を解析するための確率論の問題 |
(4) |
MARPOL73/78附属書Iの見直し |
(5) |
MARPOL73/78附属書IIの見直し |
(6) |
化学品の安全性及び汚染の危険性の評価 |
(7) |
IBCコード及びIGCコードの電気設備に関する規定の改正 |
(8) |
FPSOs及びFSUsへのMARPOL附属書I要件の適用 |
(9) |
タンカーにおける毒性物質を含む貨物の運送における人的保護の要件 |
(10) |
オイルタギングシステム |
(11) |
IBC及びIGCコードの防火要件の見直し |
(12) |
シップリサイクリング関連事項 |
(13) |
海難事故の分析 |
(14) |
IACS統一解釈の検討 |
(15) |
BLG9の作業計画及び議題 |
(16) |
2003年議長及び副議長の選出 |
(17) |
その他の議題 |
(18) |
MSCへの報告 |
(3)審議の概要
おわりに
海上運送される危険物や特殊貨物は極めて種類が多く運送に係る要件も多岐にわたっている。従って、多くの技術分野の専門家集団により、海上運送に関する検討がなされ安全策を講じている。日本の代表としてIMOに参加している団員は、多くの技術分野の専門家集団により検討された的確な結論を基に立脚された意見を述べ討議に参加している。すなわち、IMOでの議論の前に、日本において専門家集団による十分な情報交換、議論、分析、検討、そして結論付けがおこなわれていなければならない。このような、組織化された専門集団による検討がなければ、IMOでの日本の議論は、表面的で形式的な空疎なものになりかねない。
先進工業国であり、工業製品の種類も多い日本の取り扱う貨物は、当然多様なものとなる。したがって、他国と比較して日本はIMOでの議論に多く関係する。そのため、上記専門家集団の活躍が極めて重要であり、その活動は単に国内問題に留まらず、世界の海事の安全に繋がるといってよい。
日本における専門家集団に対応している本委員会では、IMOに提出される諸問題を検討するだけでなく、独自に調査課題を設定して、その解決策を探求し、地道で総合的な活動を行うことにより危険物や特殊貨物の運送の安全を増進している。
なお、次回DSC小委員会への対処のため、今後は、以下の課題を検討する必要がある。
(1) |
コンテナの重大構造欠損に関するガイダンス(コレスポンデンスグループ対応) |
(2) |
BCコード見直しへの対応 |
(3) |
MARPOL73/78条附属書III見直しへの対応 |
また、引き続きDSC8への各国の提案文書を詳細に検討し、各種安全基準の改善に努める予定である。
本報告書の作成にあたり、ご協力いただいた関係各位に厚く謝意を表するとともに、本報告書が海上運送の安全の一助となれば幸である。
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