日本財団 図書館


APDA―日誌―
2月5日 ILO東京支局がILOマノロ・アベラ国際労働力移動部長が来日したのを機に、国連大学で国際フォーラムを開催。同氏と日本の政労使三者による「グローバル化の時代における国際労働力移動に関する課題」などをテーマに話し合う。石橋武之APDA事務局次長が出席。
2月7日・8日 AFPPD食料安全保障常任委員会会議がバンコクで開催。
桜井新・AFPPD食料安全保障常任委員長、松岡利勝(衆・自)、金田英行(衆・自)、柏村武昭(参・自)、椎名一保(参・自)、広瀬次雄APDA常務理事・事務局長、楠本修APDA事務局長補佐・主任研究員が参加。
2月9日〜14日 第十九回人口と開発に関するアジア国会議員代表者会議(APDA会議)準備のため、広瀬次雄APDA常務理事、楠本修同事務局長補佐がベトナム国ホーチミン市、ハロン市、ハノイ市を訪問。グエン・ティ・タンVAPPD前会長およびグエン・ティ・ホアイ・トゥVAPPD会長と会議開催について協議。会場を視察。
2月19日 スティーブン・シンディングIPPF事務局長と中村百合IPPF資金調達・日本信託基金担当官が来所。広瀬次雄APDA常務理事、楠本修APDA事務局長補佐、木村亮子APDA国際課員と業務打ち合わせ。
2月20日 農林水産省法人検査。広瀬次雄APDA常務理事・事務局長、石橋武之APDA事務局次長、楠本修APDA事務局長補佐、大沢春美APDA経理課長、遠藤正昭APDA業務課長が立ち会う。
●スティーブン・シンディングIPPF事務局長が中村百合IPPF資金調達・日本信託基金担当官、近泰男ジョイセフ常務理事・事務局長、石井澄江事務局次長、広瀬次雄APDA常務理事・事務局長、木村亮子APDA国際課員と首相官邸へ福田康夫内閣官房長官を表敬訪問。
2月21日 第九回リプロダクティブ・ヘルス/ライツを考える会が午前八時に参議院・特別会議室で行われ、スティーブン・シンディングIPPF事務局長が講演。木村亮子APDA国際課員が出席。
テーマ:IPPFの今後の重点プログラム紹介と日本との協力
●国際人口問題議員懇談会合同部会が午後二時に参議院・第三会議室で行われ、スティーブン・シンディングIPPF事務局長が講演。広瀬次雄APDA常務理事、石橋武之同事務局次長、楠本修同事務局長補佐、遠藤正昭同業務課長、木村亮子同国際課員が出席。
●シュウ国連人口基金アジア太平洋局長が池上清子UNFPA東京事務所長と来所。広瀬次雄常務理事と業務打ち合わせ。
3月6日 国際女性の日の記念行事として、国連各団体が「女性のエンパワーメント」公開フォーラムを開く。
3月7日 第三回水フォーラム事務局主催「水等に関するNGOとの対話」に楠本修事務局長補佐が参加。
3月26日 農林水産省事業検査。広瀬次雄APDA常務理事・事務局長、石橋武之APDA事務局次長、楠本修APDA事務局長補佐、大沢春美APDA経理課長が立ち会う。
 
御苑寸言
◇「東京が田舎のように見えた」――
 昨年暮れ、APDAの中国スタディ・ツアーから帰国直後の感想である。堂々たる高層ビルが林立する上海、北京の変貌ぶりは目をみはるばかりだ。二十一世紀は中国の時代になるのだろうか。
 少人数の国会議員を主体としたツアーで、実質五日間という限られた日程だけに、地方に足をのばせなかったことが残念だった。
 
◇上海の老人ホームを訪ねたとき、立派さに“羨望”すら覚えた。人口十三億人の巨人、中国で最大の都市のことだからこの程度の施設が二つや三つあっても不思議ではないが、辺境の老人施設の実態はどうなっているのだろう。上海の場合、建設資金は政府、華僑の寄付金によるという。
 
◇躍進、中国で気になるのは国営の金融機関だ。中国人は世界でも屈指の貯金好きで、収入の平均四〇%位を銀行に、預けるという。九九年度に国営の中国銀行はじめ地方にある四万二千の農村信用合作社などへの預金高は七千二百九億ドル。その融資先は国有企業と中央政府の関係筋に限られるというが、国有企業は軒並み赤字で返済状況は極めて悪い。
 「中国の金融問題は、ひょっとすると、世界最大の問題になるのではないか」沈没寸前の日本経済の中にあって、そんな思いが頭をかすめた。
(T・H)
 
表紙の写真説明
ハノイの出勤風景
 ベトナムのオフィースアワーは午前7時30分から午後3時30分。時差が2時間あるので日本とほぼ同時刻に出勤することになる。出勤時刻のベトナムの朝はバイクや自転車、車が入り乱れ、一見無秩序なほど一気に目的に向かっていく。車線無視は当たり前、対向車線へも平気で入っていく。よく事故が起きないものだな――と感心するが、何らかのルールがあるらしく、特に困った様子もない。現在のベトナムの活気を象徴するような風景である。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION