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 同様に、梱包材・パレット等、大型の廃棄物の多い造船業の特徴に鑑み、木材等を破砕し減容することにより、廃棄物引き取りの効率を高めることが必要と考えられたため、廃材破砕機についても同様の機種選定・実証試験を行った。当該試験結果を取りまとめたのが次頁の報告書である。
 ただし、破砕処理には騒音問題が伴う。強力な破砕機はその能力に見合った騒音を発生するので、機器の選定には注意が必要である。また、高性能機器は金額的にも効果であり、使用頻度等を考慮した場合、1社で保有するより地域造船所間で共同利用できる枠組み造りの構築が望まれる。
 
廃材破砕機試験報告
 造船工場内での廃棄物構内処理の検討資料として、造船工場で発生する処理困難な廃棄物を中心とした廃材破砕機による破砕試験を実施した。
試験破砕機の選定から試験結果迄を以下の通り報告申し上げます。
 
1. 試験破砕機の選定
1)主要破砕機一覧
(拡大画面:58KB)
 
2)試験破砕機の選定
(1)試験破砕機の選定方法(条件・理由)
(1)さまざまな破砕対象物及び使用条件への適応性を見極める為、タイプの異なる破砕機数台を選定
(2)上記選定条件を満たせる複数タイプの破砕機の取扱いが有り、試験協力可能なメーカーで選定
(2)選定破砕機
(拡大画面:25KB)
 
2. 破砕試験結果
1)実施日時 2002年11月20日〜2003年1月24日
2)実施場所 東興産業(株)関東工場
3)試験破砕機
 
(1)GS800型
 
(2)GS900型
 
(3)LR700型
 
(4)RS30−2×5.5KW







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