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まとめ
1)
今回、海浜清掃に参加した子供たちにブルーチケットを配布し、清掃後ブルーチケットと工作セットを交換し、サポートセンターで工作教室を開催し、参加者に大変好評であった。
2)
海浜清掃と工作教室を組み合わせることで、参加者に山と川と海の関係をわかりやすく理解していただき、ゴミがどこからくるのか、また日常生活で海を汚さないために、どうしたらよいかを考えるきっかけをつくった。
3)
また、今回は他の団体が企画した海浜清掃プログラムに、工作教室を追加して実施してみたが、工作教室を追加することで、プログラムが盛り上がり参加者や主催者から大変喜ばれた。
4)
工作セットを活用した海浜清掃プログラムは、一般の人に海に興味を持たせたり、国内に海洋貢献活動を広めるための、有効なプログラムであることがわかった。
5)
今回は、海浜清掃活動を行った多屋海岸の目の前に、サポートセンターがあるため、ブルーチケットを配付しても、すぐに回収となってしまったが、海辺にサポートセンターのような施設がない地域や、すぐに工作教室が開催できない場合は、ブルーチケットの活用が必要と思われる。
7)
そのため、ブルーチケットの利用範囲も、海や海に関係する物やサービスの利用に限定したほうが、海に対する意識高揚に役立つと思われる。
8)
平成14年度は海洋環境貢献プロジェクトが地元のメディアや新聞などで話題になり、平成15年3月に常滑商工会議所とブルーチケットの活用について意見交換を行った。
9)
海洋貢献活動を愛知県内で広めるための候補地として、愛知県碧南市の油ガ淵、南知多町の日間賀島、その他に、南知多ビーチランドなどがあげられる。
10)
工作教室以外にも、四季をつうじて楽しめる海や海辺を活用したプログラムを準備することで、海に対する意識が高まり、継続的な活動につながると思われる。
 
「海洋及び沿岸域のゴミ問題に関する調査研究」に関する
健康な海づくりプロジェクト紹介新聞記事
SOF海洋政策研究所
((財)シップ・アンド・オーシャン財団)
 
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