1. 開催日時

　

　

2. 会場

　リーガロイヤルホテル京都（京都市下京区堀川塩小路）

　

3. セミナー参加者数

　248名

　

　

　

4. 概要

　本年度より日程を2日間に短縮するとともに、内容についても若干の変更を加え、従来の斯界の著名な講師による講演以外に、中国造船関係者を招聘し、中国の造船・舶用工業の現状と今後の展望等に関する講演、並びに日本人パネリストを加えたパネルディスカッションを行った。

　開催初日は木内大助氏（国土交通省海事局造船課長）、並びに福岡政行氏（白鴎大学教授）の講演があり、例年より多い約250名の参加者があった。その後の懇親会も大変盛況であった。

　開催2日目の特別企画「日中造船・舶用工業の現状と展望−国際市場に於ける課題−」では、開催直前に中国側の事情により出席講師の変更があったものの、中国の造船関係の専門家である、娟氏（中国国防科学技術委員会　民品発展司　造船処長）、余宝山氏（広州広船国際有限公司　総経理）、曹友生氏（中国船舶工業経済研究中心　副主任研究員）の3名、及び秋田務氏（JETRO上海事務所舶用機械部）の講演があった。続くパネルディスカッションでは中国人講師3名の他に、コーディネーターとして大和裕幸氏（東京大学大学院教授）、パネリストとして根本久司氏（三井造船（株）代表取締役副社長）、立花春三氏（大晃機械工業（株）取締役会長）、長塚誠治氏（（財）海事産業研究所上席研究員）、丸川知雄氏（東京大学社会科学研究所　助教授）らによる議論が行われた。この後、植草秀氏（野村総合研究所（株）主席エコノミスト）による講演があり、セミナー終了まで前日とほぼ同数の参加者があり盛況に終了した。

　本セミナーを通じ、造船・舶用工業の経営担当者への情報提供、特に本年は我が国の造船関係者にとって情報の少ない中国造船事情に関する情報提供・理解促進、並びに日中造船関係者の相互理解に寄与することとなった。