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平成14年度海洋ビジョンに関する調査研究報告書?沿岸域管理・海洋教育・海上安全保障?

 事業名 海洋シンクタンク事業
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


(5)学習指導要領の分類項目等にみる「海」に関する掲載数
 表13は義務教育での「海」に関する全分類項目における掲載数を示したものである。これより小学校の『社会』は、「水産業」「歴史」「環境」など20分類項目309掲載、『理科』は「地層」「環境」など8分類項目51掲載、『生活』は「生き物」「地域」の2分類項目8掲載となった。
 中学校の『社会(地理)』では「産業」「地形」「環境」など19分類項目208掲載、『社会(歴史)』は「外交」「戦争」「生活」など8分類項目150掲載、『社会(公民)』は「環境」「公害」「法」など6分類項目33掲載、『理科1』は「エネルギー」「水溶液」など7分類項目13掲載、『理科2』は「地層」「地形」など9分類項目46掲載、『美術』は「自然」「造形」など3分類項目16掲載がみられた。
 
表13 学習指導要領の分類項目等にみる「海」に関する掲載数
教科分野 分類項目 掲載数 分類項目 掲載数 分類項目 掲載数 分類項目 掲載数 掲載総数
小学校 社会 水産業 88 国土 18 地形 4 交通網 2 309
歴史 56 産業 16 地図 4 農業 2
環境 34 工業生産 15 運輸 4 社会的事象 2
地域 24 工業地域 8 災害 3 廃棄物 1
生活 20 貿易 5 森林資源 2 水資源 1
理科 地層 23 物質 6 火山 2 生活 1 51
環境 14 自然災害 3 状態変化 1 エネルギー 1
生活 生き物 7 地域 1 8
368
中学校 社会地理 産業 50 国際間の交通 11 自然災害 7 位置 1 208
地形 30 地域区分 8 資源 7 文化 1
環境 26 生活 8 国土 3 緯度と経度 1
地域 22 気候 8 エネルギー 2 地図 1
大陸と海洋 12 領域 8 防災対策 2
社会歴史 外交 63 生活 13 交通 12 文化 4 150
戦争 31 日本列島 13 産業 12 古代文明 2
社会公民 環境 14 5 資源 3 33
公害 6 地域社会 4 生活 1
理科1 エネルギー 4 物質 2 状態変化 1 1 13
水溶液 3 1 環境 1
理科2 地層 17 自然 6 天気 1 46
地形 6 生物 4 生活 1
災害 6 環境 4 保全 1
美術 自然 14 造形 1 生活 1 16
466
 
1)小学校の掲載内容と掲載数(3教科書共通)
 表14は、教科書の違いによる掲載内容の偏りを除き、小学生が学んでいる共通の内容を把握するために、小学校における発行者3者共通の「海」に関する分類項目を抽出し、各項目における教育内容を示したものである。これより、『社会』においては6分類項目が抽出され、『理科』においては『社会』の半数の3分類項目となり、『生活』については3者共通の分類項目はみられなかった。『社会』『理科』ともに3者共通にみられる分類項目は、主に掲載数の多いものとなっているが『社会』の「地域」は掲載数が多いにもかかわらず3者共通ではみられなかった。これは、「地域」という分類項目が、各出版者によって掲載されている地域や事例に違いがあるからである。
 
2)中学校の掲載内容と掲載数(3教科書共通)
 表15は、中学校における3者共通の「海」に関する分類項目を抽出し、項目ごとにその教育内容を示したものである。これより、『社会(地理)』では9分類項目、『社会(歴史)』では7分類項目、『社会(公民)』では2分類項目が抽出された。『理科1』と『美術』については1分類項目の抽出にとどまり、『理科2』においては3者共通の分類項目がみられなかった。中学校も小学校と同様に3者共通の分類項目は主に掲載数の多いものになっているが、いくつかの分類項目は掲載数が多いにもかかわらず3者共通の分類項目にはみられなかった。これは、分類項目が各出版者によりさまざまな観点から捉えられ、掲載されたためと考えられる。
 
表14 小学校の教科書発行者3者共通の教育内容と掲載数
  教科 分類項目 教育内容 掲載数
小学校
(275)
社会
(232)
水産業
(88)
栽培漁業や養殖漁業など資源の管理をする漁法 27
日本の主な港の漁業生産量や漁業の特徴 15
大陸棚や200海里などの漁業水域とよい漁場の条件 11
沿岸漁業・遠洋漁業・沖合漁業の特徴 10
漁師の後継者不足など漁業の問題点 7
水産業の移り変わり・今後の対策 7
水源林を活用するなどの海洋資源保全 6
水産物の運送などの取り組み 5
歴史
(56)
歴史上の航路・航海・船 15
元寇など歴史上の海戦 9
出島や伊能忠敬の日本地図など鎖国時の産物 7
歴史上の貿易 6
ペリーが軍艦を率いて浦賀沖に現れた黒船来航 5
歴史上の漁業・漁法 4
鎌倉などの海岸の町並みや様子 4
鑑真や遣唐使など文化交易 3
条約改正のきっかけであるノルマントン号事件 3
環境
(34)
海洋汚染・保全・対策 14
四大公害病などの海の汚染による公害 9
水源林などの自然環境 4
宗谷岬・天神崎などの地域環境の様子 3
暖流や寒流などの海からの影響による気候の変化 2
海岸の清掃などによる海岸保全 2
生活
(20)
大漁旗や祭など海辺の暮らし 7
港など海の環境保全 4
海水から真水を生成するなど水の循環 4
昔の海辺の暮らし 3
暮らしを支える瀬戸内海の橋 2
国土
(18)
日本の範囲・四方が海に囲まれている 12
宗谷岬などの海岸 4
暖流や寒流などの海からの影響による気候の変化 2
産業
(16)
埋立地や工業施設など港の利用状況 8
臨海工業 5
沿岸の地形を活かした産業 3
理科
(43)
地層
(23)
海水の働きでできた地層 14
沿岸や海底における地層の形成 6
海洋生物の化石を含む地層 3
環境
(14)
珊瑚礁や熟帯魚などの生物環境 5
水質を保つ水源林など海の資源の保全 4
干潟や浅瀬から生物と自然環境の関わり 3
人が水に与える影響 2
物質
(6)
海水から水・食塩をつくる方法 3
海水の塩分濃度・水量 2
海水は食塩を含む 1
 
表15 中学校の教科書発行者3者共通の教育内容と掲載数
  分野 分類項目 教育内容 掲載数
中学校
(346)
社会地理
(170)
産業
(50)
世界と日本の漁業の漁獲量などの比較 19
太平洋ベルトなど臨海部の工業地帯 14
港湾都市の変化 5
養殖漁業・栽培漁業の特徴 4
水産物の運搬 4
遠洋漁業から沖合漁業へ変わるなどの漁業変化 3
大陸周辺の大陸棚など世界の好漁場 1
地形
(30)
リアス式海岸などの海岸の分類・利用 14
日本各地の様々な海岸形態 6
日本や臨海工業地帯の海岸線 4
海溝の分布の様子 3
水深平均が約200mである大陸棚や干拓と埋め立て 2
宇宙から見た海の形 1
環境
(26)
干潟の保全など環境保全 7
自然海岸などの海岸・海流の分類・現状 7
赤潮・タンカー事故・リゾート開発などによる汚染 6
水質汚濁が原因の水俣病などの四大公害 3
ゴミ問題による港の埋め立て 3
地域
(22)
臨海副都心などの海に面している地域の特色 13
アメリカ・中国などの国の沿岸部 5
地域を活性化する瀬戸大橋 4
大陸と海洋
(12)
地球の表面の陸と海の割合・広さ 5
海底の様子・海溝の分布 3
世界6大陸3大洋の位置関係 3
太平洋を取りまくように連なった環太平洋造山帯 1
気候
(8)
海の形響による気候の違い 4
地中海や沿岸域の気候特性 2
気候による地城の分け方 2
領域
(8)
日本の領域・領海・200海里などの経済水域 8
資源
(7)
沿岸部に多い航産資源の豊富な地域 4
石油資源・深海底の探査など海洋開発 3
自然災害
(7)
津波・高潮などの自然災害 7
社会歴史
(148)
外交
(63)
南蛮貿易や朱印船資易などの貿易 13
出島やキリスト教の禁止など鎖国時の産物 12
渡来人・遣唐使・遣隋使などの文化交流 12
日本に鉄砲やキリスト教などが伝来した大航海時代 10
ペリーが軍艦を率いて浦賀沖に現れた黒船来航 7
貿易活動の傍ら略奪を行った倭寇 6
条約改正のきっかけであるノルマントン号事件 3
戦争
(31)
太平洋を舞台にした太平洋戦争や真珠湾攻撃 7
艦隊による海戦が起こった日清・日露戦争 7
大野城の水城や自然の要塞である鎌倉の防衛施設 5
元が軍船で九州北部に攻めよせた元寇 5
イギリスの軍艦と清の帆船が戦ったアヘン戦争 4
第五福竜丸など漁船が「死の灰」をあびた水爆実験 3
生活
(13)
自然崇拝や海産物を生み出した神々の日本神話 6
アイヌ民族のサケ漁 4
原始時代に始まった漁業 3
日本列島
(13)
伊能忠敬の日本地図や地図の移り変わり 8
大陸と陸続きのころの日本列島と日本列島の誕生 4
原始時代の推定海岸線 1
交通
(12)
歴史上の航路・海の輸送路 9
日本の海運業や造船業の発展 3
産業
(12)
足尾鉱毒事件など近代の工業発達と公害問題 4
いわし漁やくじら漁など近代・江戸時代の漁業 4
近代の大阪港・神戸港における産業 2
第二次世界大戦後の北洋漁業 1
廃棄物の処理に無関心のため起こった海洋汚染 1
文化
(4)
瀬戸内海を航海する人々の守り神である厳島神社 3
樺太沿岸や千島列島地域に栄えたオホーツク文化 1
社会公民
(11)
公害
(6)
四大公害や土壌汚染・騒音・地盤沈下など産業公害 4
タンカー事故による石油の流出 1
瀬戸内海のゴミの不法投棄 1

(5)
国際法の中の公海の自由 3
領海の範囲は海岸から12海里などの取り決め 2
理科1
(3)
水溶液
(3)
海水の性質・海水から食塩を生成できること 3
美術
(14)
自然
(14)
海をモチーフとした絵や写真 14







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