I 事業の目的
アジア・パシフィック諸国の要請により当事務局が、平成7年度から実施している各国のPSC検査官の基礎研修を補完して、各国の検査官責任者を対象に、最新の知識を確認するためのセミナーを開催し、併せて検査手順の調和を図るための検査官交流を行うことにより、各国のPSC検査官の資質を加速的に向上させ、大規模油流出事故などを未然に防止し、海上航行の安全と海洋環境の保全に寄与することを目的とする。
平成14年 |
4月1日 |
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NF第2001004741号により助成金交付決定通知書受理 |
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4月5日 |
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第9回PSC検査官セミナーを、9月11日から13日までとする日程案並びに開催地を当初予定地のインドネシア(ジャカルタ)からオーストラリア(ブリスベーン)に変更することも含めた開催要領等の事前打合せ開始 |
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7月30日 |
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第9回PSC検査官セミナー参加予定者確認 |
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第9回PSC検査官セミナー参加者査証、航空券手配準備開始 |
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7月31日 |
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セミナー開催予定地をジャカルタからブリスベーンに変更する旨の事業計画の一部変更承認の申請 |
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8月26日 |
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助成金受領 |
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8月29日 |
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事業計画一部変更承認書を受理 |
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9月11日 |
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13日 第9回PSC検査官セミナー開催、オーストラリア(ブリスベーン) |
平成15年 |
1月30日 |
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事業完了 |
1 「セミナーの開催」
セミナーは時々刻々変化するPSC関連の諸条約等に各国が適切に対応できるようその年の状況に合わせたテーマを取り上げ共通の理解を得る事を目的としている。東京エムオウユウ事務局としては、第9回のセミナーをブリスベーン(オーストラリア)において開催した。
<開催場所>オーストラリア ブリスベーン Brisbane Marriott Hotel
<開催日時>2002年9月11日―13日
<参加者>セミナーにはオーストラリア、カナダ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、ニュージランド、マレイシア、パプアニューギニア、ロシア連邦、バヌアツ、フィリピン、フィジー、チリ、ベトナム及び米国沿岸警備隊から30名が正式参加したほか、オーストラリアのPSC検査官10数名がオブザーバーとして出席した。
<プレゼンテーション>事務局から「IMOの最近の活動」及び「東京エムオウユウの活動」について説明を行った後、今回のテーマである「バルクキャリアの安全」についてカナダ代表、「RO責任評価ガイドラインの実施」についてオーストラリア代表、「電子海図」についてオーストラリア水路協会代表、「PSCのためのSTCWの要件」についてオーストラリア代表からそれぞれプレゼンテーションが行われた後、これらについて熱心な討議が行われた。( 資料2プレゼンテーション資料参照)
また、今回から新しくケーススタディーセッションを設け、この方式を取り入れた「STCW95」及び「ISMCode」について考えられたテーマについて小人数のグループによる意見調整を行った後、全体会議で各グループから意見発表を行った。結果は大変好評であった。
「セミナーの開催」を通じて、アジア・パシフィック地域のPSC検査官の資質向上に大いに寄与した。これにより、当地域でのPSCがより適切に且つ効果的に実施されるようになると期待される。
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