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3S級舶用機関整備士指導書

 事業名 舶用機関整備士の資格検定事業
 団体名 日本舶用機関整備協会 注目度注目度5


2.11 流量の測定器
 液体や気体の流量測定法には直接計量法と流率測定法があり、燃料、冷却水、空気などの流量をそれぞれに応じた方法により測定する。液体は直接計量法により気体は流率測定法により求めるのが一般的である。
 
1)燃料流量の測定器
 燃料消費量や燃料消費率などの測定に用いられるもので、簡単な装置で比較的正確に求められる方法を4・20図に示す。一定容器内へ燃料を3方コックにより導き、定められた上の基準線から下の基準線まで消費するに要した時間を測定し、単位時間当りの燃料消費量を求める方法である。燃料消費率は燃料の比重を測定しその時の機関出力(制動馬力)が判明すれば求められる。プロペラマッチングが適正であれば機関回転数から出力を大略推定することもできる。
 その他燃料流量の測定には浮遊式流量計や回転子式流量計、デジタル式燃料消費量計などがある。
 
4・20図 流量計測
 
2)冷却水量の測定器
 一般に回転子式流量計により行うが、殆んどの場合はバケツやドラム缶などへ30秒又は60秒間受けて吐出量を重量測定又は容積を測定し求めることが多い。
 
3)空気流量の測定器
 空気流量の測定はベルヌーイの定理を応用した流率測定法が用いられる。これは非圧縮性流体が、一つの流管内を定常流として流動し、外力として作用するものは重力のみで、かつ粘性による流体摩擦のない理想的な系として取扱ったものであるから、実際の流体の場合はそれに応じて補正が必要となる。気体は圧縮性流体につき、圧力変化に伴う密度変化を考慮した補正係数を乗じた実用流量公式として下記を用いて算出している。
 
Q:流量(m3/h)
G:流量(kg/h)
F0:絞り穴の断面積(m2
D:管の内径(mm)
γ:流体の単位重量(kg/m3
P1:流体の絞り前の圧力MPa(kgf/cm2
P2:絞りによる圧力MPa(kgf/cm2
a:流量係数
 
 この流量係数はレイノルズ数、開口比、管内面の面粗度、流体の速度分布、縮流状態、差圧取出し方法により影響を受け、その標準についてはJISB−8302、DIN、ASMEなどの記載値を用い膨張係数は気体の場合にはDIN、ASMEの値を用いる。
 絞り機構については簡単なものではオリフィス(圧力損失大)を用い流速が遅い場合に用いる。流速が大きい場合はノズル式やベンチュリ管又はベンチュリノズルを用いて測定する。
 
2.12 排気色の測定器
 最も一般的に広く用いられているものにボッシュ型ディーゼルスモークメータがある。これは排気ガスをポンプで吸い取り一定容積内に含まれる煤をろ紙に採取し、これに標準光を照射し、濃度を測定するものである。
 
2.13 捩り振動の測定器
 中低速機関にはDVL捩り振動計やガイゲル形捩り振動計が広く用いられている。又、高速機関には、電気式捩り振動計が用いられている。いずれも測定後に記録紙又はテープの解析を行い電算機にインプットして計算しなければならないため捩り振動の測定はメーカヘ依頼して行うようにする。
 
2.14 ネジの締付力の測定器
 一般に広く用いられているのがトルクレンチであり小形のものから大形まで各種のものがあり、4・21図にその一例を示す。
 
4・21図 トルクレンチ
 
 
2.15 振動の測定器
 アスカニヤ式手持振動計が広く用いられている。ゼンマイ仕掛けの記録紙送り装置を持ち振幅が記録紙に記録されるようになっており、計測後、記録された振幅を拡大鏡で読み取り振幅を算出する。







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