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3級舶用機関整備士指導書

 事業名 舶用機関整備士の資格検定事業
 団体名 日本舶用機関整備協会 注目度注目度5


3)電気式リモコン
 制御媒体として電気を使用する方式で、大型船などで操作箇所が多い時によく使用される。
 機側にガバナモータ、電磁弁、リミットスイッチなどを設け、ガバナ制御、並びにクラッチの切換操作を、操舵室の制御盤に組み込まれたスイッチにより行う方式である。油圧式、空気圧式のように配管の必要が無く、配線のみで工事も比較的容易に出来る。
 
4)空気圧式リモコン
 この方式は0.6〜0.8MPa(6〜8kgf/cm2)の圧力空気を媒体として始動部にパイロットバルブ、圧力制御弁、及びそれらを組み合わせたものを、又受動部にパワーシリンダ、アクチュエータ及びポジショナを使用して、クラッチ及びガバナの制御を行うものである。2・223図は空気圧式リモコンの1例で、始動部のクラッチ制御用には2・224図に示すパイロットバルブを、ガバナ制御用には2・225図に示す圧力制御弁を使用し、これらを1個のカムで操作するように組み合わせたものである。又受動部のクラッチ制御用には3点位置パワーシリンダを、ガバナ制御用には、ガバナのバネと組み合わせたダイヤフラムを採用している。
 なお、この図の場合は、クラッチ制御、ガバナ制御が1本の操縦ハンドルにより出来ると共に、その連動機構により、クラッチの嵌脱は機関の回転速度を一旦低速に下げた後行われるようになっている。
(作動説明)
(イ)クラッチ制御
 操縦ハンドルを中立から前進位置(イ)に移すとカムにより前進パイロットバルブの排出弁が閉じ、供給弁は開き、パイロットバルブまで充満させている圧力空気は(a)(c)ポートを通ってクラッチ嵌脱受動シリンダの前進側に供給され、シリンダ内の中立用バネにうちかってピストンを右方に動かしクラッチ切換弁が前進に入る。一方圧力制御弁のローラは操縦ハンドルの(イ)(ロ)間はカムにより押し下げられないため、圧力制御弁の供給弁は閉じ、圧力空気はガバナの速度制御シリンダには供給されない。従って機関の回転は中立状態の場合と同じ最低速で運転を続ける。後進の場合も前記と同様に作動する。
(ロ)ガバナ(速度)制御
 操縦ハンドルを更に前進側に移すと、圧力制御弁のローラがカムにより押し下げられ、そのローラ位置に対応する圧力空気がガバナの速度制御シリンダに供給される。制御シリンダ内のピストンがガバナバネを圧縮し機関の回転を増速させる。つぎに操縦ハンドルを中立位置に戻すと、前進パイロットバルブ、圧力制御弁それぞれの排気弁が開きクラッチ受動シリンダの空気は排出され、ピストンは中立バネの力で中立位置になり、又速度制御シリンダの空気圧が下がり、ガバナバネが弛み機関の回転は低速になる。
 
(拡大画面:65KB)
2・223図 空気圧式リモコン(1ハンドル)装置の系統図
 
(拡大画面:19KB)
2・224図 パイロットバルブとパワーシリンダの組み合わせ例(クラッチ用)
 
(拡大画面:30KB)
2・225図 圧力制御弁とアクチュエータの組み合わせ例(ガバナ用)







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更新日: 2020年8月8日

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