日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 技術 > 海洋工学.船舶工学.兵器 > 成果物情報

1級舶用機関整備士指導書

 事業名 舶用機関整備士の資格検定事業
 団体名 日本舶用機関整備協会 注目度注目度5


2.4 再組立後の調整運転
 組立後の試運転にあたっては、オーバラン、ピストン突き上げ等を起こすことのないよう、次の各項に示す事項をよくチェックする必要がある。
 
1)始動前の調査事項
(1)各部に締め忘れのないことを確認する。
(2)回転部、弁腕等の運動部分にスパナや工具などを置き忘れたりしていないか点検する。
(3)別ポンプでフラッシング油または使用潤滑油を使用して潤滑油系統の清掃を行う。いずれの場合も主軸メタルの手前に、こし網を入れ且つメタルにオイルを流さないで直接オイルパン内に落とすようにする。
・フラッシングポンプは原則として使用状態よりも早い流速になるよう設定する。
・油は電気ヒータ等で50〜80°に加熱して使用する。
(4)水や油を注入した後、別ポンプで圧力を加え、漏水、漏油の有無をチェックするとともに、潤滑油のプライミングを行い機関内部に給油されていることを確認する。
(5)燃料ハンドルを停止位置にして、燃料ポンプのラックがカット位置にあること(燃料がカットできる)を各シリンダについてチェックする。また列形ポンプにおいては停止レバーで燃料カットができるかチェックする。
(6)ガバナと燃料ポンプ連結リンクがスムーズに作動するか、またリンクピンの抜け止めは確実かなどをチェックする。
(7)クランク軸のターニングを行い、回転部分の異常、燃焼室部分への異物混入のないことを確認する。
 
2)始動直後の注意事項
(1)各部の水漏れ、油漏れを十分調べ、異常があれば修正する。
(2)冷却水の出具合、油圧、水圧等各計器の作動状況を確認するとともに異音、振動等の発生がないかチェックする。
(3)機関音や排気色、ミストガスの量に注意し異常の有無を調べる。
(4)始動数分後に一度エンジンを停止させ、各軸受け部に異常な発熱がないか点検する。
 
3)試運転時の注意事項
(1)負荷は徐々に増加させ、異常があれば点検修正し、燃料ポンプの吐出量及び噴射時期を調整してシリンダ内最高圧力(Pmax)及び排気温度を揃える。
(2)ピストンリング、シリンダライナ、主軸受けメタル等、摺動部品を交換した場合には、十分になじむまで慣らし運転を行わなければならない。
(3)芯出しが正常かどうか、運転中の各軸受け温度に注意すること。







サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
13位
(28,631成果物中)

成果物アクセス数
451,376

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2017年3月18日

関連する他の成果物

1.3S級舶用機関整備士問題集
2.1級舶用機関整備士更新講習会指導書
3.3級舶用機関整備士問題集
4.2級舶用機関整備士指導書
5.3級舶用機関整備士指導書
6.3S級舶用機関整備士指導書
7.1級舶用機関整備士問題集
8.2級舶用機関整備士問題集
9.2・3級舶用機関整備士更新講習会指導書
10.平成14年度団員拡充モデル事業実施報告書(千葉市連盟版)
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から