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4 事業推進の考え方
 「主要事業」(目標像を実現するために重要と考えられる方策)は、重要性、成立可能性、効果の面から、次のような方針のもとに推進することとする。
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図表4−12 対象地域における文化資源の広域的活用の展開方向
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5 今後の研究課題
 本調査は、期間的制約もあり、主に自然・歴史・文化資源(「一次資源」とでもいえる)に着目し、その活用方法について検討した。
 結果、史跡、文化財、伝統技術等、歴史・文化資源をベースとする活用論が展開されることとなった。これは、今後とも基調となる成果と考えられるが、
・それらの資源と関わりながら実際に地域で様々な文化活動をする人やグループ、施設等(いわば「二次資源」)に対する調査、
・図書館、文化ホール、民間の様々な文化関連施設・サービス・活動(産業見学施設、ギャラリー、アーティストを含む)等、現代的な文化の動向についての調査
が未だ積み残されている。
 今後は、上の分野も含む一層総合的な調査研究の展開を図れるとよい。
 また、文化資源の価値を地元ならではの「眼」で見極め、時代に継承していく「マネジメント」手法について、研究を進めていけるとよい。
 いずれにしろ、市町村界を超えた文化圏づくりに向け、県と地元、公と民とのタイアップ体制の上での研究の推進が望まれる。







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