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船の科学館 もの知りシート

 事業名 海事科学知識の普及啓蒙活動
 団体名 日本海事科学振興財団 注目度注目度5


No.18/36
海の安全I〜海上保安庁〜
 日本はまわりを海でかこまれ、昔から漁業の場や交通手段、遊びの場としてたくさんの人たちに利用されてきました。海で働く人たちや遊ぶ人たちが安全に働けるように、そして美しい海で遊べるように日夜、活躍しているのが海上保安庁です。国の機関である海上保安庁は、東京に本庁があり全国を11の管区(かんく)に分け、海上保安官、巡視船艇(じゅんしせんてい)、航空機で日本の海を守っています。この広い海を守るために、海上保安官は1. 海の安全を守る警備救難(けいびきゅうなん)の仕事2. 海の情報を提供する海洋情報の仕事3. 海の道しるべとなる航路標識(こうろひょうしき)の仕事と大きく3つに分けて仕事をしています。
 
 
 
 
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1. 海の安全を守る
 海から日本に入ってくるものは安全なものばかりではありません。海上保安庁は覚せい剤や拳銃(けんじゅう)などの密輸入、近隣諸国からの密入国など様々な犯罪の取り締まりや、不審船の警備など巡視船艇や航空機で海と空から交代で休みなくパトロールをしています。また、海の上では楽しい事ばかりでなく危険な事もたくさん起こります。
 海を走る船にも自動車と同じように交通ルールがあり、海上の交通整理を行っているのも海上保安庁です。しかし、交通整理が行われていても船の衝突、座礁(ざしょう)、沈没などの海難(かいなん)が起こってしまうことがあります。そんな時、ただちに出動し、救助を行うのも海上保安庁の仕事の一つです。他にも、海岸に漂着したゴミの調査・流出した油の回収、海洋環境の保全、けが人の救助など多くの仕事をし、海の安全ときれいな海を守ってくれています。
 
 
 
2. 海の情報提供
 海はたくさんの水で覆われて(おおわれて)いるため、一見ほぼ平らに見えますが、海の水を全部抜いてしまうと陸上と同じように高い山や深い谷があります。また、海には潮(しお)の満ち干き(みちひき)や流れがあり、場所によって全く違います。海上保安庁では測量船などを使い、これらの情報を収集し、国際的な約束事に基づいて「海図(かいず)」や「水路誌(すいろし)」などにまとめ、航海の安全を支えています。この他に、海底火山の噴火、漂流物の存在など緊急を要する情報なども、水路通報や航行警報(こうこうけいほう)によってリアルタイムで知らせるとともに、自然災害に備えて、様々な調査をしています。また、国連が決めた条約では、岸から200海里(かいり)(約370km)までの海底の下にある鉱物などの資源は日本のものですが、測量船で調査するとさらに遠方(えんぽう)まで日本のものとすることができます。このため、海上保安庁では、精力的に調査をしています。
 
3. 海の道しるべ
 海には大小さまざまな船が走り、ちょっと見たところスイスイと好きなところを走っているように見えます。しかし、海には浅瀬(あさせ)や岩など危険な所もあり、船はこのような所を避けて安全に走らなければなりません。そのため、海には陸と同じように船の通る道(航路(こうろ))があります。しかし、この航路は目には見えません。そこで、この航路の目印となるように作られたのが航路標識です。航路標識には光を用いた光波(こうは)標識(灯台など)、電波を用いた電波標識(ロランC局、など)、音を用いた音波標識(霧信号所など)、その他(潮流信号所)があります。すべて船が安全に航行するために必要な海の道しるべです。ここでは、みなさんに最も親しみのある灯台についてお話します。
(1)灯台の歴史
 記録として残る日本での灯台の始めは、約1300年前までさかのぼります。その頃、唐(とう)(今の中国)に渡った遣唐使(けんとうし)の船が帰り道しばしば行方不明になってしまいました。
 
金毘羅宮高灯ろう
所在地 香川県
建造 万延元年 (1860年)
高さ 28m
あかり 菜種油の火
 
 そこで、九州地方の島や岬で昼は煙(けむり)をあげ、夜は火を燃やして船の目印としたと言う記録が残っています。
 その後、今から400年ほど前の徳川時代になると日本式の灯台が建てられるようになり、その頃の灯台は「灯明台(とうみょうだい)」などと呼ばれていました。また、日本で最も古い洋式灯台は、明治2年(1869)建造の観音埼(かんのんざき)灯台です。
(2)灯台の区別
 灯台は夜になると光を出します。そして、それぞれの灯台は他の灯台や町の明かりと間違えないように光の色と出し方を組み合わせて区別できるようにしています。灯台ごとの光は海図に明記(めいき)され、「Alt.Fl.W.R.10s.49m.19M」とあった場合「10秒間に白光と赤光が交互に1回ずつ点滅(てんめつ)する、灯光の高さ49メートル、光達距離(こうたつきょり)19マイル」と言う意味になります。この光達距離は光が到達する最大距離を言います。
 







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