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主な海難と統計 平成14年11・12・15年1月発生主要海難
海上保安庁提供
 
 
No 船種 船名等 総トン数
(人員)
発生日時および発生場所 海難種別 気象・海象 死亡行方不明
(1) 貨物船 TRIUMPH
KAOHSIUNG
(パナマ)
3,986トン
(乗組員20人)
2月11日18時ごろ 
N33°-08.0'
E127°-58.0'
浸水
晴れ  
北西の風 15メートル
視程 20キロメートル
死亡6人行
方不明1人
 2月ll日午後7時ごろ、第十管区海上保安本部が「メーデー、浸水中」のみの遭難通信を受信、船名および遭難位置を調査中のところ、午後8時ごろ、長崎県福江島北西90キロメートル付近海上において、パナマ籍貨物船「TRIUMPH KAOHSIUNG」が浸水中であり、同船から上記遭難信号が発信されていたことが判明。 第七管区海上保安本部は巡視船およぴ航空機を発動させ、水産庁取締船およぴ航空自衛隊ヘリコプターとの連携により、T号から救命筏等で脱出し漂流中であった乗員19人を救助した。このうち6人は後に死亡が確認され、残る1人は行方不明のままである。なお、同船はll日午後11時30分ごろ、現場付近海域において沈没した。
(2) 貨物船 STARLITE
ELISA
(パナマ)
3,150トン
(乗組員14人)
3月24日16時ごろ
N36°-28.0'
E133°-34.0'
船体傾斜
晴れ  
北西の風 16メートル
視程 10キロメートル
 
 3月24日午後4時ごろ、隠岐諸島北東30キロメートル付近海上において、パナマ籍貨物船「STARLITE ELISA」が荒天のため船体傾斜を起こし、転覆の危険が生じたことから、第八管区海上保安本部に救助を求めてきたもの。 連絡を受けた境海上保安部では、巡視船、航空機およぴ特殊救難隊を直ちに発動させるとともに、海難対策本部を設置した。S号乗員については、現場に到着した巡視船が救命筏で漂流中の2人を揚収、残る12人については、当庁ヘリコプターと巡視船、潜水士との連携によりS号から吊り上げ救助し、午後7時55分までに全員の救助を完了した。人命異状無し。船体については、サルベージタグにより境港まで曳航された。
(3) 漁船 やまと丸
(日本)
4.2トン
(乗組員3人)
4月10日0628 
N36°-25.2'
E136°-25.2'
石川県小松市梯川河口沖合い(石川県小松市安宅港口灯台から0度 約400メートル付近海上)
転覆
くもり  
うねり 1〜2メートル
視程 5キロメートル
死亡 3人
 平成14年4月10日午前6時28分ごろ、石川県小松市梯川河口沖合にて漁船やまと丸(4.2トン、3人乗組み)が転覆し、乗組員3人が行方不明との通報が金沢海上保安部に入った。 同部では、直ちに巡視船艇3隻、航空機1機(潜水士同乗)、特殊救難隊6人を現場海域に急行させ、関係機関等と海上を捜索するとともに、特殊救難隊による転覆船内の潜水捜索等を実施した。 その結果、同日付近海域において2人が発見されたが、病院で死亡が確認され、後日、残る行方不明者も遺体で発見、揚収された。
 
船舶海難発生状況(速報)平成14年1・2・3月
単位: 隻・人
1月
(拡大画面:33KB)
 
2月
(拡大画面:22KB)
 
3月
(拡大画面:22KB)







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