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祝辞・ご挨拶
祝辞
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内閣総理大臣
大会最高顧問 小泉純一郎
 第三十六回全日本少年剣道錬成大会及び第二十六回全日本選抜少年剣道個人錬成大会が開催されるに当たり、お祝いの言葉を申し上げます。
 剣道は、我が国古来の伝統と歴史に培われた武道であり、単に勝ち負けにこだわるだけの競技ではありません。日頃の厳しい稽古を通じて、身体を鍛え、技を競い合う中で、目標に向け全力で立ち向かう強い心や、他人の痛みを理解し相手を思いやる心が培われます。皆さんが、剣道を通じて様々なことを学び、心豊かな社会人に成長していくことは、大変有意義なことであります。
 全国各地から晴れの代表として参加された少年・少女剣士の皆さん、どうか伝統のあるこの大会において、日ごろ鍛えられた心と技を十分に発揮されますとともに、全国の仲間と友情の輪を広げ、素晴らしい思い出を作られますよう期待しております。
 終わりに、本大会の開催に御尽力された関係者の皆様方に心から敬意を表しますとともに、本大会の御成功を祈念して、お祝いの言葉といたします。
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文部科学大臣
大会名誉顧問 遠山敦子
 第三十六回全日本少年剣道錬成大会及び第二十六回全日本選抜少年剣道個人錬成大会が開催されるに当たり、一言お祝いの言葉を申し上げます。
 全国各地の厳しい予選を勝ち抜き、みごと全国大会に出場されました皆さん、誠におめでとうございます。また、剣道を通じて青少年の健全育成に日々取り組んでおられる指導者 保護者の方々の熱意と努力に対し、心から敬意を表します。
 青少年期にスポーツに親しむことは、体を動かすことにより、爽快感、達成感、仲間との連帯感を味わえるばかりでなく、体力の向上や人間形成に役立つなど、心身両面の発達に大きな役割を果たすものです。とりわけ剣道の稽古に励むことは、心身を鍛え人格を高めると同時に、我が国の伝統文化やスポーツへの関心を高める上でも大きな意義を持つものであります。
 文部科学省といたしましても、学校教育における武道指導の一層の充実に努めるとともに、青少年の皆さんが各地域において、武道をはじめ多様なスポーツに親しめるよう環境の整備を進めているところであります。
 選手の皆さん、どうか日ごろ鍛えた心と技を、あこがれのここ日本武道館で十分に発揮されるとともに、全国の仲間と大いに交流を深め、素晴らしい思い出をたくさん作ってください。そして、今後とも剣道を通じて、明るくたくましく心豊かに成長されますことを期待いたします。
 終わりに、本大会の開催に当たり御尽力された、財団法人全日本剣道道場連盟をはじめ、関係者の皆様方に対して心から敬意を表しますとともに、本大会の御成功とますますの御発展を祈念して祝辞といたします。
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財団法人全日本剣道連盟会長
大会名誉顧問 武安 義光
 第三十六回全日本少年剣道錬成大会及び第二十六回全日本選抜少年剣道個人錬成大会が、酷暑の中、全国各地から多数の少年剣士諸君が参集し、日本武道館において盛大に開催されますことは、誠に意義深いことで心よりお喜び申し上げます。
 剣道は、わが国で育てられた固有文化として、多くの国民の理解と協力によって年々盛んになり、国内はもとより世界各国においても、老若男女を問わず愛好者が次第に増加し発展の一途をたどっております。これは、剣道界に携わる諸先生方のご努力によるものと存じます。
 少年剣道の発展は、全国道場主の皆様方の永年にわたるご指導とご尽力によるものであります。申すまでもなく剣道の修業には、良き指導者と良き施設が必要であります。
 特に少年時代の厳しい中にも慈愛あふれる教えや躾は、終生忘れることなく身について離れないものであります。この点、道場における指導の意義は極めて大きく、今後共、ご研鑽を積まれ、将来の日本を背負う少年の指導育成に一層のご尽力を切にお願い申し上げる次第であります。
 少年剣士の皆さんも、日頃磨かれた力と技を思う存分に発揮され自己のベストを尽くし悔いのない立派な試合をすると共に、相手の良さも学びとり、心身共に錬磨して自分自身の良き思い出としての1ページを飾ることを期待いたしまして、お祝いの言葉といたします。








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