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2. OTC2001
 OTC2001は、2001年4月30日(月)より5月3日(木)までの期間、米国テキサス州ヒューストンの郊外にあるアストロホールとアストロアリーナを会場(図1参照)として開催された。会場の面積は、約375,000平方フィート(約35,000 m2)と広大であるが、そのスペースに約1,800もの企業、政府機関及び関連団体等が出展していた。展示ブースは展示される内容により区画が分類されており、関連する展示を効率良く調査できるように配置が工夫されていた。
 最近のアメリカの景気が良好なこと、また海洋石油掘削の大水深化が進んでいるため、機器の展示ブースには多数の業界関係者が訪れ、非常に活気があった。
 記録によれば1969年に開催された第1回OTCの参加者は約4,200人であったが、今年度は80を超える国から43,000人が入場したと発表され、今や海洋開発に係わる掘削、開発、生産と環境保全などの分野で世界の最先端を紹介する一大国際会議となっている。
 機器の展示については、ここ数年の傾向としてはトップドライブなど旧来の大型機器の展示が相対的に少なくなり、ビットや泥水関連機器などの中小型機器の展示、孔内検層関連や地層の3次元グラフィックといったソフトに関連した出展が目立っている。これは他の産業分野と同様、IT化が進んでいることや新興の掘削関連メーカーが市場に参入してきているためであると考えられる。
2.1 OTC2001展示会場
 展示ブースには、石油掘削船やサプライボートなどの模型、ドローワークスやパイプハンドリングシステムなどの掘削機器類、ライザーやケーシングなどのサブシー関連機器、救命艇や救助艇などの救命設備、電線やケーブルなどの材料、孔内計測機器など、石油掘削に関わる様々なものの展示、さらに、船級協会のブースや国を挙げての出展などもあった。
 本節では、展示ブース内で説明されていた各種掘削船模型や機器類などから、興味深いものについて紹介する。
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図1 OTC会場(アストロホール、アストロアリーナ)
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図2 OTC2001会場の入口(野口雅史)
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図3 OTC2001会場の入口(矢野裕亮)








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