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VI−1. 波浪エネルギーの利用と将来展望
海洋科学技術センター海洋技術研究部 鷲尾 幸久
1. はじめに
 我々人間が生活する上でエネルギーは必要不可欠なものである。人間が火を手に入れて以来、その歴史は地球上のエネルギー消費の歴史と考えることが出来る。特に18世紀の産業革命以降は、石炭に始まり石油に代表される化石エネルギー消費の歴史とされ、その大量消費により飛躍的な文明・社会経済の発展を遂げた。しかし、その代償として地球温暖化や酸性雨など地球総ての生態系に影響を及ぼす重大な環境問題が発生した。これにようやく気付いた我々は、地球環境の維持・再生の手がかりを模索し始めた。その一つが有限な化石エネルギーに依存した社会からの脱却であり、再生可能エネルギーすなわち太陽、風及び海洋などの持つエネルギーを有効に利用した小規模・分散型エネルギーシステムによる社会の構築とされている。








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