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(3)歴史民俗資料館の再生・利活用の方針
 
町民の芸術文化を育む創作活動の拠点〜仮称・旧吉田宿創造館〜
 
○歴史的建築物の利活用イメージ
 敷地内の余地にアーティストが居住できる公的な住宅を新設し、現歴史民俗資料館の一階、二階の広いスペースを活用して町民とアーティストが交流を持ちながら共に創作活動を行っていく場としていく。
<町民の創作活動の練習や発表>
 町民が自由に出入り出きる活動施設とし、アーティストとの交流を図りながら技術の向上を目指したり、成果の発表等を行う。
<アーティストの創作活動>
 敷地内に居住するアーティストが創作活動を行いながら、町民への指導や作品の展示会等を行う。
<イベントの準備等>
 旧吉田宿を舞台とした文化展等のイベントの開催において発生する必要資材等の制作を行う。
○歴史的建築物再生の基本的な考え方
<歴史民俗資料館の機能を移設する>
 現状の資料館の収蔵品は、石間交流館、龍勢会館、旧吉田宿交流館や旧吉田宿伝承館等の施設へ移設し、それぞれの施設において質の高い展示をおこなっていく。
現況展示室: 111m2 (1F) + 67m2 (2F) = 178m2
→仮称・旧吉田宿交流館へ16m2 (地学関係企画展示を開催)
→仮称・旧吉田宿伝承館へ15m2 (民俗関係企画展示を開催)
→石間交流館内収蔵スペースに50m2 程度の展示スペースを確保する。
現況収蔵庫:民具倉庫49m2 (29m2 + 20m2) + 土蔵40m2 = 89m2
→石間交流館内に100m2 程度の収蔵スペースを確保する
<洋館建築の面影を再生し、阻害要素を整理する>
 改築により大正時代の面影を損ねているエントランス部分等を復元するとともに、敷地内に点在する使われていない倉庫等の阻害要素を整理する。
<敷地前面スペースへの活動の溢れだしを演出する>
 建物内だけではなく、敷地前面スペースにおける活動を演出することで、旧吉田宿との賑わいの連続を図る。
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敷地全体の利活用イメージ S:1/300
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公的な住宅1階平面イメージ S:1/100
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公的な住宅2階平面イメージ S:1/100
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2階の利活用イメージ
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1階および広場の利活用イメージ








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