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3-10 鉄道に関わる投資の方向と需要見通し
(1) 鉄道経営環境
 
a) 経営概況
○事業形態別
・ 営業係数(営業費/営業収益×100)をみると、大手民鉄、中小民鉄とも平成6、7年をピークとして改善の傾向にあるが、近年は横ばいの状態である。
・ 公営地下鉄については、平成12年は改善されたものの、平成7年度をピークに悪化傾向が伺える。
 
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図 3-10-1 事業規模別経営概況
資料: 鉄道統計年報、数字で見る鉄道
 
 
○事業者別
・ 事業者別の営業係数をみると、近畿の大手民鉄事業者が、関東に対して若干高い。
・ 地下鉄の営業係数では、京都市は東西線の開業等により高くなっているが、大阪市、神戸市は相対的に低い。
 
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図 3-10-2 事業者別経営概況(H12)
資料: 鉄道統計年報
 
 
b) 旅客種別利用人員及び運輸収入
・ 旅客種別利用人員の構成をみると、通勤定期率は東京圏に対して低い状態にある。
・ 運輸収入の構成では、定期外の割合が高く、運輸収入全体の全体の60%を占めている。
 
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図 3-10-3 旅客種別利用人員及び運輸収入構成 (H11)
資料: 鉄道統計年報
 
 








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