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3-5 自動車交通の概況
(1) 自家用自動車保有の動向
・ 人口、世帯数の増加に対し、自動車保有数の増加が著しい。
・ 自動車保有数と交通量の関係をみると、近畿では相関的な動きがあり、関東では平成7年頃から交通量の減少が伺える。
 
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注) 関東は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
図 3-5-1 圏域別常住人口、自動車保有等の推移(S60=100)
資料: 地域交通年報、旅客地域流動調査
 
 
○自動車保有台数
・ 自家用乗用車の保有台数は、各府県とも昭和60年度と比較して大幅に増加している。
・ 大阪府下、兵庫県下の増加が大きい。
 
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図 3-5-2 府県・指定市別自家用乗用車保有台数の推移
資料: 地域交通年報
 
○自動車保有率
・ 近畿の保有率(0.9台/世帯)は全国平均(1.1台/世帯)より低いが、府県別の保有率(台/世帯)では滋賀県が約1.4台/世帯と高く、政令市は低い値となっている。
 
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注) 全国、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県は比較のため掲載
図 3-5-3 平成11年度府県指定市別自家用乗用車保有率(台/世帯)
資料: 地域交通年報
 
 
・ 近畿では、世帯の伸び以上に保有台数の伸びが大きい。特に、郊外の滋賀県、奈良県では差の開きが大きい。
・ 大阪市、京都市は、府県に比べ伸びの差は小さいが、神戸市は、府県に近い差の開きがある。
 
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注) 全国、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県は比較のため
図 3-5-4 府県指定市別保有率(台/世帯)及び世帯数の伸び
 
 
・ 昭和60年度では大阪府北部や大規模開発地等の一部地域において高い値がみられる。
・ 平成11年度では、京都、大阪、神戸市を中心とする郊外地域全体において高い値となっている。
 
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図 3-5-5 一世帯当たりの保有台数 ((上) S60、(下) H11)
 








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