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2-4 答申第10号における将来予測と現状の比較分析
(1) 人口指標
 答申第10号時に予測した将来人口のトレンドは、以下のとおりである。
○常住人口
・ 圏域全体としては、自然増による増加である。
・ 地域では、北大阪、泉州、北和、京都南部、北神・北摂、西神地域等、特にニュータウンが拡がる地域での増加が顕著である。
○就業人口
・ 常住人口の増加と就業率の上昇に伴い、圏域全体で増加する。
○従業人口
・ 都市部、周辺部ともに増加する。
・ 特に、周辺部での伸びが相対的に大きい。
○就学人口
・ 年齢構成の変化により減少傾向にある。
○従学人ロ
・ 出生率の低下等に伴い、減少傾向にある。
・ 教育施設の郊外立地に伴い、従学人口の周辺部への転移が進展する。
 
a) 常住人口
○予測と現状の比較
・ 圏域全体としては、予測を下回って推移している。
・ 地域別にみると大阪市、京都市、神戸市といった中心都市では、予測を下回っている。
・ 逆に、郊外部の滋賀県では、予測を上回る伸びを示している。
 
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図2-4-1 大阪圏の常住人ロの推移
 
b) 就業人口
○予測と現状の比較
・ 圏域全体としては、概ね予測と同様の傾向で増加している。
・ 地域別にみると神戸市は、震災の影響により、若干減少傾向が見られるが、他の地域は予測と同様の傾向を示している。
・ 逆に、郊外部の滋賀県では、予測を上回る伸びを示している。
 
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図2-4-2 大阪圏の就業人口の推移
 
c) 従業人口
○予測と現状の比較
・ 圏域全体としては、概ね将来予測と同様の推移を示している。
・ 地域別にみると大阪市、京都市、神戸市といった中心都市部よりも、郊外部では予測よりも高い増加傾向を示している。
 
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図2-4-3 大阪圏の従業人ロの推移
 








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