3.調査・研究内容
今年度は、瀬戸内海の閉鎖性海域を2か所選定して底質汚濁の現状調査を行うとともに、これら底泥表面に生息する底生微細藻類を単離培養し、水温と塩分に対する増殖応答実験及び光強度に対する増殖応答実験を行った。
(1)底泥採取場所及び採取年月日
底泥採取は、広島県沿岸地先海域のうち、閉鎖性の高い海田湾及び松永湾の2か所を選定し、それぞれ5地点で底泥を採取した。これらの地点は図1〜3のとおりである。
また、調査は夏季と秋季の2回行い、それぞれの採取年月日は表1のとおりである。
表1 採取年月日
| 対象水域 |
夏季 |
秋季 |
| 海田湾 |
平成13年7月11日 |
平成13年10月18日 |
| 松永湾 |
平成13年7月12日 |
平成13年10月19日 |
(2)底泥採取方法及び用船計画
底泥の採取は、底質分析・底生微細藻類培養実験用と底生生物調査用に区分して行い、それぞれの採取方法は表2のとおりである。
また、底泥採取に際しての調査船は、地元漁協から用船した。
表2 底泥採取方法
| 項目 |
底泥採取方法 |
| 底質分析・底生微細藻類培養実験 |
エクマンバージ型採泥器(0.04m2)を用いて、底泥試料の堆積物の層状構造を破壊しないよう採取し、表層から2cmまでの試料を分析及び培養実験に供した。 |
| 底生生物調査 |
エクマンバージ型採泥器(0.04m2)を用いて、底泥試料を4回採取し、1.0mmのふるい上に残った底生生物を同定に供した。 |
(3)調査時期及び試料数
底泥採取を行う時期は、夏季(7月)と秋季(10月)の2季行い、それぞれ「底質分析・底生微細藻類培養実験」と底生生物調査を行った。
試料数は以下のとおり。
5地点/1海域×2海域×2季=20試料
(4)底質分析項目及び分析方法等
底質分析項目は、調査海域の有機汚濁の程度を把握することを主眼に選定するとともに、底生微細藻類の培養実験計画の参考とするため、光条件等の測定を行った。
これらの分析項目及び分析方法等は、
表3のとおりである。
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図1 調査海域
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図2 海田湾調査地点