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5-3-3 船艇保管機能に係わる概算事業費・運営コスト等の検討
 
 4-2での想定したポイント「O」における施設内容での船艇保管機能に係わる概算事業費および運営コスト等の概算検討結果は、以下のとおりである。
 
【参考】ポイント「O」における事業性の概算の検討
1. 開業に係わる概算事業費の想定
 先(4-2)に想定したとおりスロープ、揚降設備、トロッコ(船台)、事務所、水道・電気設備などは既存のものを転用する。
 このため、基本機能部分での開業に係わる概算事業費は以下のとおり想定される。
表 概算事業費
項目 単位 単価 数量 金額 備考
ボートヤードの造成 円/m2 6,000 3,000 18,000,000 50m2/1隻×60隻
浮桟橋   1,000,000 1 1,000,000 10隻分を1ユニットとして想定
浮桟橋設置にともな浚渫工事 5,000,000 1 5,000,000 ヒアリング結果より想定
ローリフター 1,000,000 1 1,000,000 中古車購入
トイレ設置   2,500,000 1 2,500,000 ヒアリング結果より想定
合計       27,500,000  
 
2. 収支の概算検討
(1)概算にあたっての前提条件
[1]入艇計画の想定
 今回の検討にあたっては、初年度から満隻になると想定している。なお、[2]で想定している保管料金等にあわせて、半数が21フィート以下、半数が21〜23フィートの舟艇であると想定する。
[2]設定する保管料金等
 保管料金は、同県内のAマリーナの会員向け保管料金を援用している。
表 保管料金の想定 (単位:円)
艇の規格 利用料/年間 施設利用料/年間 年間揚降料 小計 参考(預かり保証金)
21フィート以下 120,000 60,000 50,000 230,000 120,000
21〜23フィート 150,000 60,000 50,000 260,000 150,000
(注)スロープ使用、陸置き
 
(2)年間概算支出
 年間の概算支出の想定は以下のとおりである。なお、本想定では施設全般の減価償却費などの設定をおこなっていない。
 
年間概算支出計:17,382,500円
(内訳)
[1]人件費:15,490,000円
 常勤職員3名×平均500万円=1,500万円
 臨時雇用1名×夏季70日×日給7千円=49万円
[2]管理費:1,892,500円
 水道・電気料金:100万円(想定)
 施設維持費・修繕費:412,500円(新規設備投資の1.5%を想定)
 損害保険料:48万円(1隻あたり年間8千円:ヒアリングより)
 
(3)年間舟艇保管関連概算収入
 年間の舟艇保管に関連する概算収入は以下のとおりである。
 
 年間舟艇保管関連概算収入:30,300,000円
(内訳)
[1]年間保管料収入:1,470万円
 21フィート以下舟艇:690万円
 21〜23フィートの舟艇:780万円
[2]整備修繕料収入:1,200万円(保管舟艇1隻あたり20万円/年と想定)
[3]燃料:360万円(保管舟艇1隻あたり6万円/年と想定)








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