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LPクリニクだより
―菊池 幸子さんへの哀悼―
長年のボランティア活動に感謝を込めて
 菊池さんは、ライフプランニングクリニク(三田)を開設後、まもなく私の下で心臓療法を受け、重症な病気をもちながらも、娘さんのよき介護を受けて93歳の長寿を全うされました。その間25年間はボランティアとしてLPCの事業に奉仕され、床につかれてからも、電話ネットワークの発信元としてつくされました。信仰の人、実践の方でした。
日野原 重明
 
 菊池さんの生き方は、日野原先生のご著書でも度々紹介されています。日野原先生の敬愛するオスラー博士の「習慣がつくる心もからだも」という句のハンをつくり、ご自分が出される手紙には、必ずそのハンを押されていました。
 朝の通勤で偶然ご一緒したのは、もう何年前になるでしょうか。駅の階段をゆっくり昇る姿を見つけて、クリニクまでご一緒しました。菊池さんはいつも人のことを思いやる気持ちが習慣になっていて、自然にそれが行動できる方でした。日野原先生にいつも人のことを思いやる心を持つようにとご指導され、菊池さんにはその実践を教えていただきました。ご自身には心疾患という問題がありましたが、外来では他の患者さんに順番を譲ってくださり、常に周囲の方を見守っていてくださいました。忙しい私たちは外来でもどんなに菊池さんに助けていただいたことでしょう。菊池さんに教えていただいた多くのことを今後の仕事に役立てていきたいと思います。
 クリニク副所長 佐藤 淳子
 
 講演会で販売する日野原先生のご著書を参加者の方にすすめてくださったり、先生の記事をコピーしてきてくださったり、「まるでLPCのスタッフのようですね」とお礼を申し上げながら笑い合ったこともありました。心配りをされながら、信念をもって積極的に行動されるお姿に学ばせていただくことが多々ありました。心からご冥福を祈り申し上げます。
事務局 中西出 明子
 
 講演会の予約人数や、日野原先生のご著書がもっと広く読まれるように、いつもご心配くださいました。三田のクリニクでは、多くの個人維持会員を紹介してくださり、自らもさまざまなご支援をしてくださいました。いつも財団の行方を心にかけられ、闘病中もひたすら神に祈り続ける毎日だったと拝察いたします。いただいた「祈りの花」(V.ズンデル著)がそれを物語っています。
事務局 山村 恵美子
 
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▲笹川記念会館11F
財団法人ライフプランニングセンターライフプランニングクリニク
〒108-0073東京都港区三田3-12-12笹川記念会館11F
TEL.(03)3454-5068(代)FAX.(03)3455-1035
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地下鉄都営浅草線泉岳寺駅(A4出口)より徒歩5分
JR田町駅(三田口)より徒歩10分
 
●お申し込み方法
電話にて予約して下さい。予約の取消し、変更は1週間前までにご連絡下さい。
 
●結果の説明
検査のデータは複数の医師がチェックを行い、それをもとに総合的に医師が直接ご説明いたします。
なお、ドックを午前中にお受けになられた方には、当日の結果説明が可能です。








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