日本財団 図書館


4. 大和海嶺…アジア大陸のかけら
 大和海嶺(図2)は日本海の中心部に位置する巨大な台地状の高まりで、栄養塩の供給も豊富で好漁場となっている。大和海嶺は日本海が誕生するときにアジア大陸から引き裂かれた大陸塊の一部で、海嶺の中央にあって海嶺をほぼ南北に分ける大和舟状海盆(水深2100m)は、大陸地塊を引き裂く割れ目の痕跡と見ることができる。その南には大和堆(水深236m)が、北には北大和堆(水深397m)と拓洋堆(水深409m)がある。
z1033_01.jpg
図2 大和海嶺および周辺の海底地形








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION