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2.調査の枠組み
実態調査の枠組みは以下のとおりとなっている。(図1調査の全体像を参照。)
(1)航空と新幹線とのモード間の競合(テーマ1)
 規制緩和に伴う運賃自由化等により、航空と新幹線とのモード間の競合状況に変化が生じたと考えられることから、特に航空と新幹線の競合が顕著な東京一大阪便を対象として影響の把握を行った。
 
(2)国内航空分野における規制緩和の効果と影響(テーマ2)
 国内航空分野の参入・退出規制の緩和が国内航空における事業者、隣接する地域、他モードヘ与える効果と影響について、航空事業者の新規参人があった北海道、九州を対象として調査を行った。 
 
(3)離島交通における規制緩和の効果と影響(テーマ3)
 国内航空分野の参入・退出規制の緩和が、生活交通としての役割を担っている離島航空路線、離島旅客船航路に対し、地域にもたらした効果と影響について那覇―慶良間間および那覇―奄美間を対象として調査を行った。 
 
(4)旅客鉄道事業における規制緩和の効果と影響(テーマ4)
 旅客鉄道事業の参入・退出規制の緩和が地方鉄道路線、地域へもたらした効果と影響について下北交通、加越能鉄道、のと鉄道、名古屋鉄道、愛知環状鉄道の5路線を対象として調査を行った。
 
(5)貸切バス事業における規制緩和の効果と影響(テーマ5)
 道路運送法改正により貸切バス事業者に及ぼした効果と影響を把握するため、新規参入事業者等に対して参入等の動機、市場変化等についての調査を行った。
 
(6)地域における規制緩和の効果と影響(テーマ6)
 47都道府県を対象としたアンケート等に基づき、規制緩和の実施に伴う地域への効果と影響と各自治体の取り組みについて調査を行った。 








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