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3 ルールブック
第4回俳句甲子園 ルールブック
平成13年7月10日作成
★ 試合のすすめ方
* 試合開始前のあいさつ
  試合開始前に司会者の誘導で両チームの選手全員が、お互い握手をしてあいさつを交わします。
* 試合開始
  試合前のあいさつが終わると、自分の席に着座します。席は、ステージに向かって左側に赤チーム、右側に白チームとし、中央に近いほうから順に、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将とします。
  会場には試合を円滑に進める司会者と、ルールに則った試合運営を促す行事が配されています。
  そして司会者の合図で試合が開始され、行事の誘導で赤チームの先鋒が披講(自分の句を2回読み上げる)します。つづいて同様に白チームの先鋒が披講します。(各対戦同じ)
* 3分間(×2)の質疑応答
  司会者の「白チームは赤チームの先鋒句について質疑を始めてください」の合図で白チームより質疑を開始します。赤チームはその質疑に対して返答します。質疑、応答ともに挙手をし、行事の許可を得てから発言します。行事より質疑応答終了の指示があるまでは、クロストークによるかけ合いが可能です。つづいて攻守交代して白チームの句について質疑応答を行います。尚、質疑応答の時間が余れば、審査員からの質問に時間を充当する場合があります。(その場合の返答も審査ポイントの対象となります。) (各対戦同じ)
* 準決勝・決勝の質疑応答時間
  準決勝・決勝の質疑応答時間はそれぞれ4分間とします。
★ 試合の勝ち負け
* 各対戦の勝敗
  審査員がそれぞれ創作ポイントと鑑賞ポイントの合計を出し、その合計ポイントの多いほうへ1票を投じます。より多く得票したチームの勝ちとなります。
  尚、対戦後審査員から対象句・鑑賞に対する評価の解説があります。
* 創作ポイント
  審査対象俳句に対し、各審査員10ポイント満点の持ち点にて評価します。
* 鑑賞ポイント
  審査対象句に関する赤白各チームの鑑賞力に対し、審査員5ポイントの持ち点を配分します。
* 予選リーグ戦における試合の勝敗
  赤白いずれか各対戦で3勝以上したチームが試合の勝者となります。しかしながら順位決定の都合上勝敗が決しても先鋒から大将までの5試合全て行います。予選リーグの代表は勝ち試合数がブロック中最も多いチームとしますが、リーグ戦終了時同じ勝ち試合数の場合は以下の優先順位をもって勝者を決定します。
1. 各対戦総勝数の多いチーム
2. 各対個人戦総得点の多いチーム
3. 各対戦総創作ポイントの多いチーム
* 敗者復活戦の実施・審査方法について
  競技初日に敗北した全てのチームに参加する権利があります。主催者の提示するテーマと作成時間に従って各チーム代表1句を創作します。対象チームに所属する全ての参加者が作成する権利を有しますが、必ず代表1句のみの提出とします。(代表者が創作しても参加者全員で創作しても結構です。)規定時間を経過して提出されない場合は不参加と判断します。
  審査方法は以下の通りです。無記名で提出された全ての句の創作ポイントを審査委員長全員で協議します。従って審査委員長の総意により勝利チームを選出致します。
* トーナメント戦の勝敗
  赤白いずれかのチームが先に3勝した時点で試合は打ち切りとします。尚、勝敗が決し、対戦対象句とならなかった句についても作者自身が披講し、審査員から鑑賞、解説を受けます。
  そして個人賞の対象句となります。
* 試合終了後のあいさつ
  試合終了後にも開始前同様に、司会者の誘導で両テームの選手全員が握手を交わし、互いの健闘をたたえあいます。
★ 試合の注意点
* 質疑応答できる選手
  質疑応答は、チーム5名の誰でもすることが許されています。対戦している句を作った選手同士しか発言できないわけではありません。ただし挙手によって行司の許可を得たものだけに発言の権利が与えられます。
* 質疑応答時の選手間の相談
  相手チームの発言中に、次の発言に備えて選手間で小声で相談することは警告、反則行為ではありません。
★ 警告となる行為
* 警告とは
  競技上ふさわしくない発言、行為については行司より警告されます。警告された選手、チームはすぐさま減点の対象となるわけではありませんが、2度目の警告より反則となり減点の対象となります。
* 反則減点の方法
  反則減点は審査員の合計ポイントから1ポイントマイナスされます。尚その結果、同点となった場合は、反則減点のあったチームを負けとします。
* 警告となる行為
  警告となる行為は以下のとおりです。
1. 試合中の飲食
2. 試合中の大声・徘徊等無意味な言動
3. 開始時刻を守らない場合
4. 試合中の遅延行為
5. 試合中の外部者からのアドバイス行為
6. 行事に従わない言動
7. 個人に対する誹謗中傷的言動








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