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2.7 調速装置

1) 油圧ガバナの点検、整備
 油圧ガバナの分解組立要領については、各製品のサービスマニュアルによる。

(1) ガバナ各部の点検
[1] べースアセンブリ及びハウジング
 パワーピストン等の摺動面、ハウジング孔径部の損傷しているもの及びギヤシャフト、スリーブの接触面上でべース及びハウジングに打痕跡のあるものは交換する。
 また、ハウジングに圧入されたブッシュが摩耗したり動く場合はハウジングアセンブリにて交換する。
3・15図 べースアッセンブリ
3・16図 ハウジング
[2] ギヤシャフト及びスリーブ
 ギヤシャフトの外径部またはスプライン部が損傷しているものや、オイルシールとの摺動面が著しく摩耗しているものは交換する。
3・17図 ギヤシャフトとスリーブ
[3] コンペンセータアッセンブル
 ハウジングにコンペンセータアセンブリを組込んだ状態で、パワーピストン、プッシュロッド、コンペンセータが自重でハウジング内を上下に移動することを確認し、もし動きが不円滑の場合は修正または交換する。

<注記>
パワーピストンの動きが滑らかでないとエンジン取付後、ハンチングや変動率過大等エンジン不調の原因となる。
3・18図 パワーピストンの動きの点検








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