安全研究とその成果 II
構造強度・操縦性 |
●大型専用船等 |
造研SR118,119 |
船体各部応力、船体構造材料 |
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造研SR124 |
船首部波浪荷重および鉱石圧実船試験 |
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運輸省 |
大型専用船海難特別調査委員会 |
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造研SR120,121 |
横部材スロットのクラック防止、脆性破壊に対する溶接部疲労亀裂の影響 |
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造研SR131,132,133 |
波浪外力、波浪観測、船体構造強度 |
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運輸省 |
「尾道丸」事故に係る技術検討会 |
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運輸省 |
異常海難防止システムの総合的研究開発 |
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船載型安全運航支援システム開発など |
造研SR194 |
波浪中の船体応答に関する研究 |
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技術検討会への資料提供 |
造研SR216 |
大型船縦通肋骨材の強度に関する研究 |
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NK規則 |
造研RR40(I) |
鋼船構造規定の全面見直し |
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鋼船構造規則(平成10年公布) |
運輸省 |
「ナホトカ」号事故調査委員会 |
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●高速船 |
造研RR744 |
高速船の国際基準に関する研究 |
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IMO/HSC CODEに対応 |
造研RR40(II) |
高速船の構造基準 |
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運輸省高速船構造基準、NK高速船規則 |
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●操縦性能一般 |
造研RR742 |
船舶の操縦性 |
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IMO操縦性暫定基準(A.751(18)) |
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●巨大タンカー、危険物運搬船 |
日海防 |
超大型船港内操船に関する調査研究 |
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操縦性、接岸力、引船の操船マニュアル |
日海防 |
船舶の積載物による災害防止のための規制に関する研究 |
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危険物に対する港長の行政指導 |
日海防 |
海上交通情報システム:伊良湖水道海域利用と船舶航行 |
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伊勢湾海上センター |
成果の活用状況
(アンケート対象:県漁連43,マリーナ123,教育機関11,客船会社25,船社44 回答143/246)
設問 |
回答 |
回答率 |
1) 海難事故防止研究成果が公表されたのを |
知っている |
漁船30%、プレジャーボート50% |
2) 海難事故防止研究成果は海難防止に |
役立っている |
漁船40%、プレジャーボート50% |
3) 海難の危険性の経験 |
感じた |
全船種90% |
4) 海難の主原因は何か |
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(全船種)操船ミス50%、複合原因50% |
5) 海難防止の決め手は何か |
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(全船種)船員の教育80%、船主経営努力40%、国の経営支援30%、基準強化30% |
6) 海難防止の訓練を受けたことがある |
ある |
漁船35%、プレジャーボート60%、商船70% |
7) 救命胴衣を着用しているか |
いる |
漁船60%、プレジャーボート60% |
8) 船体・設備の整備を十分しているか |
している |
プレジャーボート35%、漁船40% |
9) 見張りを常時つけているか |
つけている |
プレジャーボート60% |
アンケートの結論
1)海難防止に必要な6大項目 |
2)研究開発が望まれている分野 |
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a) 啓蒙 教育 講習会開催 |
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a) 漁業者に使いやすい救命胴衣 |
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b) 運航の管理 |
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b) 信頼性の高い通信装置及び機関 |
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c) 点検整備の強化 |
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d) 海域管理 |
3)研究成果の活用 |
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e) 国策(基準、人材、運賃) |
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漁船とプレジャーボートの運航に携わる人々への成果説明 |
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f) プレジャーボートの免許制度改善 |
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