日本財団図書館（電子図書館）　造船技術研究開発「平成１３年度実施計画調書」

26.　大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻

研究項目	研究期間		担当	予算費目	研究開発内容
研究項目	計画	年度	担当	予算費目	研究開発内容
1. 三次元剥離の挙動に関する研究	10	10	鈴木敏夫鈴木博善	教官研究費	三次元剥離における剥離条件及び剥離発生点以降の渦の挙動に関する研究を行う。
2. 船体まわりの粘性流場に関する研究	5	5	鈴木敏夫鈴木博善	教官研究費	熱線流速計による計測及びナビェ・ストークス方程式の数値解法を用いて船体まわり粘性流場の研究を行う。
3. 流れの可視化等を応用した流場計測法の開発	5	5	鈴木敏夫	教官研究費	流れの可視化等を応用して、船体まわりの流場計測法を開発する。
4. リモートセンシングによる波浪情報計測法の開発	5	5	鈴木敏夫	教官研究費	水面反射光や人工衛星からの連続波またはパルス波レーダーによる、海面の有義波高、平均波長計測法の開発を行う。
5. 弾性被膜等による抵抗低減メカニズムの研究	4	4	鈴木敏夫鈴木博善	教官研究費造船研究協会	弾性被膜と乱流境界層内の圧力変動の干渉による、乱流構造の変化を調査し、摩擦抵抗低減効果のメカニズムを解明する。
6. 実船用摩擦応力ならびに空気泡含有量計測装置の開発	3	3	鈴木敏夫戸田保幸	教官研究費造船研究協会	空気泡、空気膜、機能性塗膜の利用により船体周りの摩擦抵抗低減を目指した場合に実船の摩擦抵抗低減メカニズムの検証を行うための計測装置の開発。
7. 横移動中の船体周り・流れのシミュレーションに関する研究	4	3	戸田保幸	教官研究費科学研究費	低速横移動する船体周りの流場をＲＡＮＳ方程式を解くことによりシュミレートし、バースでのタグ操船等の情報を得る。
8. 屈曲型推進翼に関する研究	4	3	戸田保幸	教官研究費	低速で遊泳中のいか等のひれの動きを模擬した流れを解析する。
9. 重力流に関する基礎研究	4	3	戸田保幸	教官研究費	実験室レベルの重力流の数値計算法の精度向上。
10. 海洋モデルの研究	4	2	戸田保幸	教官研究費	潮汐、風密度差、塩分差等による流れの数値モデルの研究。
11. 大気中の水蒸気分布の移動速度と海上風の相関に関する研究	4	3	鈴木敏夫竹見哲也	教官研究費	リモートセンシングデータを利用して大気中の水蒸気量を推定し、その移動速度を求め、この速度から海上風を推定する手法を確立する。
12. 大気・海洋間の相互作用に関する研究	5	3	竹見哲也	教官研究費	観測船による計測データを利用して、大気・海洋間のエネルギーや物質の交換過程、大気境界層の発達過程について研究する。
13. 大気中の水蒸気量の推定手法の確立及び海洋気象の予測への適用	4	3	竹見哲也	教官研究費	「ひまわり」スプリットウィンドウデータを利用して大気中の水蒸気の推定精度を向上し、海洋気象の予測に適用することで、船舶の安全航行に資する。