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ドライブインでよくトイレに入るが、鍵が壊れているトイレが多くあると思った。鍵だけは直しておいてほしいものだ。

多目的トイレは私もいろいろ使ったが、使いやすいと思った。

トイレには高さの問題と手摺りの問題がある。高さについては前にも一度話したことがあるが、低からず高からずであってほしい。測ったことはないが、だいたい床面から42・3cmくらいだろうか…(これは私の体で覚えた高さである)。手摺りも、遠からず近からずであってほしい。

公園などでは便器の下にタイルを置いて高くしてあるところがあるが、あれだけはやめてほしいと思う。足がとどかなくて怖いのだ。

私はあちこち出歩くことが多いが、どこのトイレがいいか悪いかまではよくわからない。私は介護してもらってトイレに入るので、まだ私の知らないいろいろなところのいろいろなトイレもあるだろうと思う。とりあえず私の目で見たことを述べた。

 

《草薙威一郎(委員)》

日本では、体の不自由な人や配慮の必要な高齢の人の旅行が盛んになってきている。旅行をする上では、トイレのことが最も心配だ、という人が多いようだ。

近年になって「社会環境のバリアフリー化整備」が盛んに行われているし、トイレもその例外ではない。しかしながら、車いすの人などに対応した多機能トイレの数はまだ十分あるとはいえないし、利用者サイドから見た問題点も多々あるようだ。また、一般のトイレとの連携についても考える時期であると思う。

 

 

 

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